2007 :

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2006 :

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2005 :

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2004 :

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salmagazine.org 014

6/15 UpDate

contents :

/NEWS

one  CMYK 2005

世界で唯一、インディペンデント・マガジン・カルチャーに焦点を当てたインターナショナル・フェスティバル『CMYK 2005』が、7月21日より3日間、スペインのバルセロナにて開催される。『CMYK』は、インディペンデント・マガジンが社会に与える強いインパクトに着目し、世界中のインディペンデント・マガジンを集結することで、それらへの関心を高め、そのカルチャー自体を発展させるという目的のもと、昨年から開催されている。今回はエキシビションのセクション『Visual』やディスカッションのセクション『Form』、32カ国500以上のマガジンを見ることのできるライブラリ・セクション『Sofa』など、計7つのセクションに分かれ、様々な角度から世界のマガジンを知ることができる。今年はゲスト・カントリーをドイツとし、そのマガジン・カルチャーに焦点を当てる。またオンライン・マガジンのセクション『RGB』では、日本のshift magazineがキュレーターをつとめる。

> Date : 2005年7月21日(木)〜7月23日(土) Place : CCCB(スペイン・バルセロナ) URL : http://www.cmyk-mags.com/

two  遠山敦展『AND YOUR BIRD CAN SING』

活動の幅をひろげながらも、作品の放つ唯一無比の存在感によって人々を魅了し、欧州からも注目を集め始めているイラストレーター、遠山敦。最近ではフィッシュマンズのベストアルバムでの透明感のあるアートワークが秀逸だった彼の個展、『AND YOUR BIRD CAN SING』が、札幌のSOSO CAFEに引き続き、東京IIDギャラリーにて開催中。今回は近年モチーフとしている「鳥」の作品を中心とした展示。彼独特の、動を感じさせる絵の具のテクスチャー感が見もの。

> Date : 2005年5月31日(火)〜6月19日(日) 月曜休11:00-21:00 Place : IIDギャラリー 東京都世田谷区池尻2-4-5 Info : 03-5481-9011 URL : http://www.philspace.com/

three  超(メタ)ビジュアル

東京都写真美術館の開館十周年特別企画映像展『超(メタ)ビジュアル』後期展示が6月7日より開催中。この展示では写真・映画前史に始まる4000点で構築された独自の映像装置コレクションを5つのカテゴリーに分け、現代作品とともにひとつの超(メタ)ヴィジュアルな空間を作り出すことを試みている。その一環として国内外アーティストによる現代作品の蓄積や現代美術に拡張する新たなプロジェクトと、その源である映像装置に繋がる「視覚への欲求」を体感する展示やワークショップを行う。またモーショングラフィックス、ネット作品、プロダクト、ミュージックビデオ、ゲームやエンターテイメントまでを対象に展開。アップルの協力の下『iPod photo』を使った参加作家によるアニメーション作品を上映するなど、ひろがる映像メディアを体験できる展示となっている。

> Date : 2005年6月7日(火)〜7月10日(日) 月曜休10:00-18:00(木・金は20:00まで) Admission : 一般¥500 / 学生¥400 / 中高生・65歳以上¥250 Place : 東京都写真美術館 地下1階映像展示室 東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内 URL : http://www.syabi.com

four  GASBOOK 20『SUSUMU MUKAI & WILL SWEENEY』

ロンドンを拠点に活動するススム・ムカイとウィル・スウィーニーの作品がGASブックで登場。ロイヤルカレッジオブアートでイラストレーションを学び1998年に修士課程を取得した彼らは、アート活動においてお互いによい刺激を受け合い、ススム・ムカイの音楽プロジェクト「ゾンガミン」のライブ活動もともに行ってきた。この展示では「GAS BOOK」で紹介する原画をはじめ、ススムが手掛けたCDジャケット、ウィルがコミック作品で使った原画など30点以上を紹介、シルクスクリーンで刷った展覧会用の告知ポスター(2型、各50部限定)や各種ポスター(3型、各10部限定)も一部販売を行う。また、2人による「GAS SHIRT」や、「テキスタイルとプロダクツの融合」をコンセプトにメディコム・トイが手掛ける「FABRICK」の別注商品として、ウィルのテキスタイルを使ったベルトやバッグも販売する。

>GAS BOOK 20  Release : 2005年6月10日 Price : ¥2,940(本体価格 : ¥2,800)  ISBN : 4-86100-227-3

>Exhibition “Alakazam!”magical works by Susumu Mukai & Will Sweeney
Date : 2005年6月10日(金)〜6月26日(日) 11 : 00〜20 : 00(期間中無休) *開催期間17日間  Place : <ビームスT原宿>東京都渋谷区神宮前3-25-15ダヴィンチビル1F  Info : 03-3470-8601  協力 : ONEGRAM,ガスアズインターフェイス株式会社  特別協賛 : Virginatlantic

five  エンライトメント個展『LIE OF MIRROR』

イラストや広告など、多彩なグラフィックデザインで幅広く活躍するデザイン集団、ENLIGHTENMENT。ヒロ杉山ひきいるエンライトメントの個展が六本木ヒロミヨシイ・ギャラリーにて開催される。初日のオ−プニングパーティーではエンライトメントによるVJ、DJ ムサシも開催。

> Date : 2005年6月10日(金)〜6月25日(土) 11:00~19:00 日曜、月曜、祝日休廊  Tel : 03-5786-3566  Info : info@hiromiyoshii.com  URL : http://www.hiromiyoshii.com  エンライトメント : http://www.elm-art.com/

six  DOTMOV DVD発売

日本のグラフィックシーンを代表するオンラインマガジンSHIFTが毎年開催している映像フェスティバル、ドットムーブフェスティバル。世界から集められた実験的ショートムービーが、小さなパッケージに詰まって登場。集まった作品総数は、世界33カ国から385作品。中からゲスト審査員により選出した優秀36作品を収録。36作品の内の32作品が収録された2枚の貴重なDVDと、制作者の情報やメッセージが詰まった本がセットになって販売される。

> Release : 2005年7月22日(金)予定  Price : ¥5,250(With tax)  Format : DVD+CD-ROM付属(153min), 192ページ・ブックレット  250mm(h) x 145mm(w) x 25mm(d)  ISBN : 988-98097-4-5  発売元 : ナウオンメディア株式会社  出版 : IdN

seven  大図実験『The Last for The Place』

GAS-EXPERIMENT!と名付けられたスペースから始まり、昼夜を問わず様々な実験を行ってきた目黒のギャラリー"大図実験"。このスペースを使用する最後の展覧会が6月20日まで行われる。建物の寿命という新しい実験素材も加え、このスペースに関わってきたアーティスト達の現在、そして更にこれからの活動や活躍へのプロローグを垣間見ることができる。また、この展覧会ではNYでの開催とアートブックの発表も予定している。

>参加アーティスト
From TOKYO : Diskah, Dopesac, Kami, Sasu, Esow, Iz, Zys, Qp, Madsaki, Hirai Pai Miyuki, Junmarie, Yuri Shibuya, Chico, South, Wanto, Sect, 七分人, DEMONE, Billy  From NYC : Edec, Ease, Ro starr, Mike Ming, Mike Houston, JK5, Martin Menzora, David Ellis, Kiku, Jenny, West, Kenji Hirata, Yuri Shimojo, Doze Green,Gion, Maya, Faile  From OTHER : Shepard Fairey And MORE!!

> Date : 2005年6月12日(日)〜6月20日(月)13:00〜20:00   Place : 東京都目黒区上目黒2-44-8  Tel : 03-5720-7765  Info : http://www.dyz-exp.com  Supported by VOLCOM, STUSSY, NIKE, 55DSLΔ

/ARTICLE

アンダーグラウンド思想史
「トリックスタの心得」
文 : Shoe(Massage)

「俺が言いたいこと、俺が言いたいことのポイントは、世界にはいつも沢山の物の見方があるって事だ。何でテレビで学んだ物の見方を選ぶ必要がある?
どうせ大抵の場合はそれは正しくないんだぜ。これまでいいドラッグストーリーをニュースで聞いた事があるか? 一度もない。ニュースは客観的であるべきじゃなかったっけ?
“ニュース”じゃなきゃ駄目な筈だろ。だけどドラッグに関するニュースはいつもネガティヴだ。ちょっと待て!俺はドラッグで死ぬ程楽しい時間を過ごした事が何回かあるぞ。そのニュースを全部聞いてみようじゃないか。LSDのストーリーなんて全部一緒だ。「アシッドでハイになった男性が、自分は飛べると思いこみビルから飛び降りました…」
なんという悲劇。…なんという馬鹿。飛べるって思ったんなら、何でまず地上から飛び立って、チェックしなかったんだ。馬鹿なそいつは死んだ。地上から馬鹿が一人減ったんだ。なんてくそったれた悲劇なんだろうね。ポジティヴなLSDのストーリーはどうだ?
そいつはニュースにする価値があるぜ。そう思わないか? 『今日、アシッドでハイになった若者が、全ての物は遅い振動に濃縮されたエネルギーであり、我々はみな自分自身を客観的に体験している一つの意識であり、死という物は存在せず、人生は夢であり、我々は我々自身の想像の産物であることに気付きました。次は気温と天気です…』今日は来てくれてありがとう。Thank you. Good night」
―ビル・ヒックス(スタンダップ・コメディアン)
 1991年モントリオール・コメディ・フェスティヴァルで

長々と引用したのは白人コメディアンのビル・ヒックス。90年代初頭に人気を博し、でかい所だとアメリカのHBOや、イギリスのチャネル4でプログラムを制作した。上の引用はヒックスのブレイクスルーとなったカナダでのセットのオチの部分だ。ネタバレに関しては謝ります。ともかく彼は、膵臓癌を患いながらも英語圏をツアーして回るが、その余りに攻撃的なユーモアの余りスポンサーの要望で収録された出番をカットされるようになる。彼は1994年1月6日にニューヨークで最後のショウを行った後、実家に戻り、同年の2月26日に他界した。

トリックスタが身につけなければならなかったスキルは言葉と身振り手振りを用いたパフォーマンスだ。小道具はなし、あったとしても日常生活に存在しているような、必然的なものに限られている。煙草、椅子など。彼が持つのは一本のマイクと持ち時間。音楽はなし。あとはオンステージ。ショウは続かねばならないそうだ。ことに、人前では。

クリス・ロックがヒップホップのナラティヴをスタンダップコメディに持ち込み、デイヴ・シャペルがゲームの規模を一気に広げた。シャペルが現在米国のTVチャネル、Comedy Central でホストを務める「デイヴ・シャペル・ショウ」のシーズン・スリーでは、彼は局と30億円もの契約を交わした。セカンド・シーズンが終了した後シャペルは失踪、アフリカの精神病院に収容されているという噂が流れたが、実際には単にアフリカにいたというだけだった。

スタンダップコメディには一つの定められた流れというか、幾つかのテンプレートが存在する。60分のショウであれば、政治、経済、戦争、人種差別、男女関係、メディア批判、ドラッグ、セックス、ロックンロール、ヒップホップ、ゴシップなど、およそコモンセンスが関わるあらゆるトピックが取り上げられ、その全てが痛烈に笑い飛ばされる。

それは自嘲を含めた笑いであるに違いなく、何故なら観客の前でマイクを握っているコメディアン本人も永遠に真の充足を経験することのない、ひとりの人間に過ぎぬからだ。

画一化された狂気を正気として流布する資本主義奴隷株式会社アメリカにおける希望としての病巣、その症例、人を食うという意味ではレトリカルなカニバリズムを実践する者、主に(MCがそうであるよりも更に切実に)口八丁でゲームを勝ち上がっていくプレイヤー。優れたスタンダップコメディアンはこれら全ての要素を合わせ持ち、人生という束の間の貴重な体験を要約する。ビル・ヒックスはこう言った。「俺の事はチンコネタを話すチョムスキーだと思ってくれ」…彼らが時代のオピニオン・リーダーになる事はないが、普段オピニオン・リーダーとして祭り上げられるミュージシャン達が時代により鋳造されたアイコンに過ぎぬのならば、スタンダップコミックたちを偶像破壊者と呼ぶこともできる。「キリストが復活したとして、その時に彼はまた十字架を見たいと思うのかな」というのはまたもヒックスの言葉。

笑いは人を神に近づける。ヘンリ・ミラーがかつてそう述べた事がある。神が存在するなら、僕らと神は無限に離れていることになるが、トリックスタはその神の不在を暴き出す。不在なら僕らにも身近だ。僕らは永遠に萌芽する見込みのない神の種子に他ならず、完全を知らぬが故にそれぞれ語るべき断片を持つ、育ちつつある不在だ。それぞれのそのちっぽけのゲームを通して、悲喜交々しながら定義していく「正」、「不正」の薄い線のその境目ぎりぎりを生きている。正気と狂気の境目を見極めようとつぶさに主観に客観性を持ち込み、客体の主観の中で自分自身に対しては不可視な立ち回りを続ける、社会化された凶人として生きる。唯物的な精神論を語る時、つまり、精神としてではなく、肉体として自分自身の存在を認知する時、僕らは何が足りてないが故に自分たちが不完全であるのかを知り始めるのだ。書き写す事のできない答えが恐ろしい程の早さで明滅しはじめるのだ。それが笑うという事だ。トリックスタはその領分におけるマエストロだ。

トリックスタとは一つの人格であり、誰もが彼を知っている。彼は僕らの心の中に住む。君が彼を選ぶことに決めるまでは、彼が君を選ぶことはない。彼は全ての制約と共に自由な存在だ。時代を要約する者であり、議論を割愛する者。調停と挑発、交渉と強行を同時に行うためのトリック及びレトリックを知る者だ。ごく人並みに業の深い聖人であり、崇高な流れに生きる俗人だ。くそったれ。ピンプども、道を空けろ。ギャングスタだけではなく、トリックスタの華麗なプレイぶりにも耳を貸そう。「誰にもソウルメイトなんていやしない。ソウルの名付け親であるジェイムス・ブラウンにもソウルメイトはいない。人が人生で運がよければ見つける事ができるのはメイトだけなんだ」

キラ目でそう言い捨てるクリス・ロックに敢えて反論する無邪気さは僕らにはない。

引用だらけのこのテキストはやはり引用により締めくくられる。またもビル・ヒックスだが許して欲しい。それはこんなものだ。

「世界はアミューズメントパークでのライドみたいなもんだ。そして君がそれに乗り込む事に決めた時には、それは現実になる。それは僕らのそれだけ強い精神を持つということだから。そしてそのライドは、上に向かい、下に向かい、そしてひたすらに回り続ける。それはスリリングで、冷や汗もので、とても明るく彩られ、とてもやかましく、そしてしばらくのあいだは楽しいものだ。そのライドに長いこと乗ってる人々もいて、彼らは『これは現実か?
それともただのライドなのか?』と疑問を持ち始める。そして他の人々は(ライドこそが現実であるということを)思い出し、戻って来て、『ヘイ、心配するな、怖がる必要はない、これはただのライドなんだから…』って言う…そして俺たちは…その人々を殺してしまったんだ…」

NEWハイプ研究所
対OLDハイプBOMBファイル#012
極太ビートで踊らせて。「大図実験」クロージング展
文 : 深沢慶太

自分の中にある、“やらなければならないもの”を表現するのが芸術なのだから、“ウケること”が目的なのであれば、芸術なんてやめてしまえ−−『美術手帖』2005年7月号で、芸術家 : 森村泰昌氏が天野太郎氏によるインタヴュー中で語った言葉(意訳)。ウケ狙いが目的のそれはもはや芸術ではなく芸能。が、一方の芸能界は自我を殺してでもウケに徹し続けねばならない熾烈な世界。その覚悟もなく、はたまた表現しなければならない必然性も希薄で、ただ“メジャー志向”、有名になりたいだけの似非表現者が群をなすこの(承前)劇場型世界に日が暮れて。……と、先の森村氏の言葉が頭蓋骨内でぐわんぐわんと鳴り響いてぐるぐるし、それが端緒となり我が脳内で連想されたイメージがぽこぽこと湧き上がって、懺悔。一億総懺悔。氏の話はさらに、J-POP系のタレントミュージシャンですら“アーティスト”を名乗る昨今の状況へと進むのだが、思慮深く、けれども軽妙に語られるその言葉の端々が、いまや裏原のショップ店員ですら“クリエイター”(=創造主)と称するこのふざけた現状にずびずば突き刺さるのを自分はまさに目撃した。

氏のそうした考えのルーツのひとつは、とある“現代美術”作家の姿勢だという。それはつまり、芸術における“メジャー志向”が当たり前だと思われている現代の言い方でいうと、セルアウトに対するハードコアである。マスvs.コア。そう考えて、“やらなければならないもの”の気運に満ちていたひとつのスペースが思い浮かんだ。その場所の名前は「大図実験」。中目黒の商店街の一角に設けられたこの摩訶不思議な空間は、この6/12〜20の展覧会でその歴史に幕を下ろすことになるのだが、クローズを惜しみ、Kami、Sasu、Madsaki、Chico、South、Ease、Ro starr、Mike Ming、Faile、Shepard Faireyらそうそうたる面々に加え、これまでは路上でしか見ることができなかったハードコアなグラフィティライターも多数集結を果たしているという。もちろん、HipHopカルチャーやその他のストリート文化の影響を受けたいわゆる“グラフィティ”の系譜におけるハードコアな表現はむしろ、いわゆる(カタカナの)“アート”に対抗するかたちで育まれてきたものであり、スタイルウォーズの要素が色濃いため、そのまま“現代アート”の諸問題と繋げて考えるべきではない、とは思う。が、そこに集い、滞在しては活発に互いの表現をぶつけ合っていた連中は、一頃の「グラフィティバブル」とでもいうべきハイプ氾濫期を越えて自身のスタンスを保ち続けている者ばかりだった。自らのタグネームを街に刻みつけ、都市という環境を超えて社会システム全体にBOMBする、その行為を通して自己を形成してきた彼らが、フリースタイルバトルの実験場として展開してきたのが「大図実験」だったのである。

彼らが交互に繰り出すストロークはまさにバトルブレイクのようなインパクトをもってDROPされ、重なり合うそれらが多重奏となっていわば分厚いDJミックスのような、未だ見ぬ境地を現出せしめてきた。この、リミックスがリミックスを呼んでよりイルでドープな方向にチューンナップされていく気運こそ、「大図実験」の最大の功績といえるだろう。だからこそ最後となる今回、自らの内なるものを重低音のようにブーストさせ集結した彼らが紡ぎ出すグルーヴは、きっと未だかつてないほどに野太く響き渡るものになるに違いない。分厚い音圧で震わせて。極太ビートで踊らせて。リアルシットで脳を揺さぶり、積もり積もった芸術のつもりを吹き飛ばせ!

NEWS-29
文 : NIK (PROGRESSIVE FOrM / TEI TOWA's manager)
NIKさんの連載は不定期でお届けいたします。

涙の怪獣パーティー(全2回)
文 : 寸
次回最終回! お楽しみに!

txt.Archives
『メールインタビュー』
文 : 大橋二郎

Q. いつ頃,どうやってその雑誌を始めましたか? コンセプトは?
A. 創刊は2001年春。音楽、グラフィック、テキスト、プログラムなど、様々なクリエイションの起点として発想されたあるWebプロジェクトの一環としてスタート。当初考えた事は、既存のフォーマットを疑う事。ペーパーメディアのありかたとシステムの模索。

Q. 今の雑誌の流れにおいて重要だと考えるものは? 良い雑誌を決めるものは何でしょうか?
A. 雑誌が成立するそのシステムに自覚的であるかどうかが重要だと思います。そしてなによりも継続する事。今あらゆるチャンネルから様々な情報が容易に手に入ります。また雑誌の場合「広告」は重要な要素、広告に対するそのスタンスも問われると思います。

Q. 雑誌を作っていて楽しい事は?クリエイティブなプロセスについて説明して頂けますか?
A. 作っている過程で楽しいという事はありません。「楽しい」とすれば出来上がった直後の一瞬間です。その瞬間はかなり高揚します。
雑誌作りに限らず、全ての物事とそのプロセスはクリエイティブの産物です。

Q. もしも何か映画やアニメのキャラになれるとしたら、何になりたいですか?
A. 特に思いつきません。

Q. 最近覚えている夢は?
A. 最近では、庭に鯉の泳いでいる池があって、なぜかそれが埋められてしまった。まだ水分を含んだその土の中から大根を抜くように鯉の尾を掴んでズボッとズボッと掘り出している(助け出している)夢。

Q. あなたのテーマソングは?
A. 特に思いつきません。仕事場では数千枚のCDライブラリーからリッピングしたiTunesをシャッフルで掛けているため、その都度思いもよらない曲が掛かります。サン・ラー・アーケストラからジグジグ・スパトニック。CLASSから横浜銀蝿(ジャケデザイン的にはこれらは兄弟関係にあります)。但しそれはFMや有線のランダム性ではなく、全ての出所は自分だという点が重要です。

Q. 最新の活動について聞かせて下さい。
A. 当初のWebプロジェクトから独立し、SAL magazine単体での展開に移行。現在リニューアル準備中。次号は年内リリース予定。今後はペーパーマガジン『SAL magazine』と、オンラインマガジン『salmagazine.org』の2つでの展開になります。

(TOKION No.47 メールインタビューより)

思い出のTHE ALBUM(全3回)
「THE PARTY」文 : 古屋 蔵人

前々回までの4回に渡り、僕が連載してきた「名曲のTHE ALBUM」の番外編かつ反省かつオマケかつプロモーションとして、今回から3回にわたり様々なジョイを提供できればと思います。今後、『THE ALBUM』の未使用音源や、レコーディング風景などを紹介していくつもりです。第1回はいよいよ6月24日発売の『THE ALBUM (1st)』の発売記念パーティーであるTHE PARTYの模様を写真でお届けします。今回は説明は抜きで、というのは他の媒体にも掲載されるから。写真の量ではここがイチバンです!

_SHOP1SHOP2SHOP3SHOP4

_EXONEMO(VJ)

_浜里堅太郎(DEVO)+大橋二郎(VJ)

_SUPER BAD MIDI BREAKS

_ALTZ(LIVE)+宇川直宏のライティング

_DMBQ(LIVE)

_五木田智央(DJ)

_THE POTATO(DJ)

_THE WAF(LIVE)

Photo By Akira Shirane

> THE ALBUM (1st)
参加アーティスト : 坂本慎太郎(ゆらゆら帝国) / 無戒秀徳(ZAZEN BOYS) / 石黒景太(ex.ILLDOZER) / 井口弘史(THE BWOY) / 川元陽子 / 五木田智央 / 稲葉英樹 / Mark Mothersbaugh(DEVO)  CDアルバムサウンドプロデュース : 五木田智央  Release : 2005年月6月24日 Format : 全112ページ / CDアルバム付 Price : ¥2,520  アートディレクション : 井口弘史 編集企画 : 古屋蔵人 発売元 : BEAMS

THE POTATO 文 : 井口弘史

Isn't it 文 : SHiURA

Δ

/EXIT

CREDIT

Publisher+Editor : Jiro Ohashi  Editorial Staff : Azusa Iwasaki/Azusa Hitomi/Kurando Furuya/Wataru Murakami  Web Engineering : Yukinori Sagara(Pre Plant)  Contributer : Keita FukasawaMassagenik/soon  Design Adviser : Hideki Inaba

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2007 :

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2006 :

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2005 :

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2004 :

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salmagazine.org 013

5/15 UpDate

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/NEWS

one  BEAMS PRESENTS THE ALBUM RELEASE PARTY「THE PARTY」

BEAMSが制作したCDアルバム付きアートブック『THE ALBUM』の発売を記念して、本の参加アーティストたちプラスアルファによるパーティー!

ビジュアルから音楽を感じさせるアートブックであり、音楽からビジュアルを連想させる音楽の本。音楽誌が音楽をより深く楽しむための存在だとして、その楽しみ方が音に対する批評やインタビューに限定されてしまっている現在進行形の音楽誌のスタイルに対する疑問。日常的に耳に飛び込んでくる音のように、パラパラとめくって楽しめるような、写真のアルバムを楽しむような存在。音楽やグラフィック、写真、アートに対するアンチテーゼ。当日はTHE ALBUMのサンプルも展示、イベント特製Tシャツの先行発売なども予定されている。

> Date : 2005年6月2日(木)  Place : 代官山UNIT  OPEN 21:00 START 22:00   Admission : ¥2,500 LIVE : 無戒秀徳 アコースティック&エレクトリック / The Waf / ALTZ  DJ : コンピューマ / PEECH BOY / 露骨KIT / スケートシング / DJ 1 DRINK 石黒景太 / DJ 卍 五木田智央 / THE POTATO 井口弘史 / DJ POA ほか  LIGHTING : 宇川直宏  VJ : EXONEMO / 大橋二郎 SAL magazine  URL : http://www.albm.org/, http://www.unit-tokyo.com/schedule/archives/2005/06/beams_presents.html

two  The Second Stage at GG #13 、#14

若手表現者に「表現の場」と「機会」を提供しようと、公募展を中心に活動を続けている銀座ガーディアン・ガーデンでは、今年で14年目を迎える『ひとつぼ展』の卒業生たちの、その後の様子を伝えるための展覧会シリーズ『The Second Stage at GG』を開催している。

その#13として5月9日より黒田潔展『LATENT INSECT』が開催中。黒田潔は多摩美術大学在学中、第11回、第15回グラフィックアート『ひとつぼ展』(1998年・2000年)に入選。その後の活躍はめざましく、現在最も注目を集めているグラフィック・デザイナーの一人である。今回の展示では「昆虫人間」をテーマに、今まで仕事などで知り合った同世代のスタッフと一緒に新作を制作。単層の平面作品にとどまらず、線画と写真を合わせた新作を発表している。

また5月23日より#14として野口靖展『関係性の次元』が開催される。野口靖は武蔵野美術大学在学中に、第3回写真『ひとつぼ展』('94年)に入選。その後、写真という狭義にとらわれず、映像やインスタレーションの世界へと幅を広げ、ニューヨーク大学を拠点に約4年間活動したのちに帰国し、現在は日本を中心とした作家活動および東京工芸大学、武蔵野美術大学にて教鞭をとっている。今回の展示では、これまで野口がテーマとしてきた人と都市空間の関係を、装置、映像、写真などさまざまなカタチで表現。本邦初公開となる野口の世界を、実際に装置のなかで体験してみたい。

> The Second Stage at GG #13 黒田潔展『LATENT INSECT』
Date : 2005年5月9日(月)〜 5月19日(木) 12:00-19:00 日曜・祝日休館

> The Second Stage at GG #14野口靖展『関係性の次元』
Date : 2005年5月23日(月)〜 6月2日(木) 12:00-19:00 日曜休館

> Place : ガーディアン・ガーデン 〒104-0061 東京都中央区銀座7-3-5 リクルートGINZA7ビルB1F Entrance : 無料 URL : http://www.recruit.co.jp/GG/exhibition/2005/gg_0505.html

three  『まほ&さいだぁ≡博』

しまおまほとかせきさいだぁ≡による合同展覧会『まほ&さいだぁ≡博』が、下北沢mona recordsのカフェゾーンにて開催中。テーマは愛知万博にちなんで「EXPO」。EXPO Tシャツ、EXPOトートバッグ、EXPOランチやEXPO記念スタンプなど、盛り沢山の内容となっている。ベイビー&さいだぁ≡の裏ジャケなど店内にはさまざまな作品が並び、その場で購入可能。また、SAL洋楽MANIAではこの展覧会の待画を『しまおまほのへや』で公開中。

> Date : 2005年5月1日(日)〜5月31日(火) 12:00-24:00(金・土は翌5:00まで) Place : mona records 東京都世田谷区北沢2-13-5伊奈ビル2F URL : http://www.mona-records.com/

four  天童木工家具デザインコンクール2004入賞作品発表展

昨年、40年ぶりに開催された天童木工家具デザインコンクール。その入賞作品発表と、通算で6回行われた過去のコンクールの受賞作品の中で現存するものを、試作品やパネルで紹介する展示が、山形デザインハウスで開催中。バタフライスツールやムライスツールなどの名作も生み出している天童木工の、プライウッドという技術による合理性、自由度を活かした美しい家具を見ることができる。

> Date : 2005年5月13日(金)〜6月7日(火) 10:00-19:00 木曜定休 Place : 山形デザインハウス 山形市七日町2-7-10 ナナビーンズ2F 主催 : NPO法人山形県デザインネットワーク 共催 : 株式会社天童木工 Info : 023-615-7118 URL : http://shop.ydn.or.jp/special/index.html

five  appel「juca+tattaka展」

東京・経堂にあるギャラリー・カフェappelにて、アート・ミニ・マガジンappelを発行するビジュアル・ユニットBit Rabbitのjucaとtattakaの2人による初の公開展示が行われる。jucaによる板や角材を吊るしたインスタレーション、tattakaによる「音」と「部屋」をテーマの平面作品などが展示される。また、5月20日には同ギャラリーにてイベントライブが行われる。

> Date : 2005年05月07日〜2005年05月26日  OPEN : 15:00-21:00(土日13:00-) 金曜定休 ※夜イベントあり 最終日20時まで  Place : 東京都世田谷区経堂5-29-20 TEL / FAX : 03-5426-2411  Mail : b_rabbit@gb3.so-net.ne.jp  URL : http://www.bit-rabbit.com/

> おかしなDJナイト Date : 2005年5月20日(金) 18:30開場 19:00開始 Admission : ¥1,000 (要ドリンクオーダー、別途注文メニューあり)
DJ : DJ子供、小田島等 and more  VJ : せきやすこ、野口路加、Ages 5&UP  お菓子作り: JucaΔ

/ARTICLE

アンダーグラウンド思想史
「今夜、全てのフロアで」
文 : Shoe(Massage)

アー、アー。聞こえますか?

何によって僕らは踊り続けるのだろう、というはなし。

例えば1969年と1992年の夏にそれぞれアメリカとイギリスで発見されたラヴ。アシッドやMDMAにより増幅された無意識が、螺旋を描きながら共同体幻想の中へと消失していったあの夏の出来事を僕は覚えていない。寄り集まったクラウドはヘソの尾に繋がった胎児さながら、ベースラインとギターリフの羊水に揺られながら無感情な涙を流し、幾度も口づけをしていた。1969年には僕の染色体情報すら刻まれてなかったし、1992年の方の愛の夏には僕はまだロックばかりを聴いていた生意気なクソガキで、よもや自分が午前2時半のフロアで踊り続ける美しい人影に紛れるなんて事は考えもしなかった。肉体を溶かす朝方の光の事も知らなかった。ピークタイムとアフターアワーズを繋ぐ無限への漸近線に沿って歩けば、そこには誰かの名前と体温と息遣いがあるという事も最近まで知らなかった。それが一番大事な事だというのに。

時の流れにより汚される事のない慎ましやかな反抗、日々の積み重ね、僕らが周回遅れで先頭を走り続ける(アンダーな)グラウンドでのあれやこれやが僕らの人生の記憶となっていく。僕らは僕らの時代の伝説を生きている。

これは歴史的事実に基づく個人的な伝説の挿話だ。メディアにより「ムーヴメント」として漂白される匿名の物語の一節としてではなく、そこに関わる一人一人の顔と体温、言葉と動作により更新されていく無意識の歴史の総和だ。

例えば2005年と1984年に世界各地の地下一階で発見されたダブ。そうだ、思い返せば1984年、(赤面しながら言及するけど)ウィリアム・ギブスンに著された『ニューロマンサー』で、主人公のケイスが人工知能により意識をジャックされた時に彼を現実世界に引き戻したものはたおやかなダブの抑揚だったっけ。同じ小説の中でサイバースペースにジャックインしたラスタマンは虚しく首を振りながら、自分が目撃したものを「バビロン」として一蹴した。あとその小説と同じ年、スティーヴ・ジョブスにより開発されたマッキントッシュがユーザーインターフェースの概念に革命をもたらした。それから二十年後僕らは紛うことのないバビロンの一角に自分たちを見つける事になった。僕らの現実の速度はギブソンの言語と世界観を追い抜いた。だが、たおやかなダブの抑揚。それは時を超えてなお古びることなくまたも僕らを現実へと引き寄せる。僕らが生き延びなければならない普通の世界の裏側でのフル解像度の饗宴、余りにも美しく移ろいやすく、煙草の煙とこぼれた酒の匂いに満ちた、誰もがあらん限りに自由な時間と空間。とか何とか。偶然の導きにより、もしくは必然のくじ引きにより、僕は幸運にも5月2日のUnited Underground 鶴の間に辿り着いた。そこで何が目撃されたのか。何でみんなが踊っていたのか。その事について話したい。

大阪、鶴の間7daysの2日目、フライヤーで場所と時間を確かめ、僕らは石の階段を上ってその空間に溶け込んだね、確かね。僕らが気易くアンダーグラウンドと呼びならす、合わせて数えてみればたった一つしか存在しない有機的で自律的な世界でのお話、世界各地のクルーによりオーガナイズされ、ブッキングされ、デザインされたフライヤーが配布され、バーカウンターの向こう側ではカクテルがミックスされ、空間は丹念にデコレーションがほどこされ、音と踊りに飢えた客たちに満たされ、そしてその全てを結びつけ意味のある一晩を完成させるためのDJによりパーティーは成立する。それは儀式ではなく認識。僕らが同じ時代に同じ場所で、同じ時の流れの中にあるというごく当たり前の事実を確かめるための飽きず懲りずの試みだ。僕らは踊ることによりお互いの存在を確認し合うのだ。そのようにして夜はまた始まった。僕は暖かな湯の中を漂うような心地で、札幌から何百枚ものレコードと機材を持ち込んだYakkoさんのDJライヴを体験する事になった。クラウドはBPMの内側を流れる液体のようになり踊った。意識が、というよりも肉体が溶け合うような湿った空気。そうだ、僕がずっと来たかったのはこの場所だった。遠のく意識の中で音楽だけがずっと止むことがなかった。ダンスは一つの流体のようになり、ビートを形成する一つ一つの音色を美しく反射し、いつしか肉体の容器からこぼれ落ち、リズムに合わせ重たくうねる大きな水の一部となった。ダンスはそのまま時間に沿って流れ、繰り返される絶頂の果てに、名前のある誰かの踊っているその足下のフロアに漂着した。ようやく。ついに。やっと。Yakko!!!

Boss the MCも踊る札幌のPreciousという箱のレジデントを勤める彼のDJライヴ(Yakkoさん本人がそう呼んでいる)は一つの奇跡のように僕らの前に立ち現れ、そしてその夜は永遠に過ぎてしまった。ディスコ、シカゴハウス、テクノ、ポップス、ロック、何でもいい、彼は次から次に曲を繋ぎ、焼き付けるものだけ焼き付けて、その次の日には東京に行っちまった。DJ NORIやらそうそうたる顔ぶれの揃ったパーティーだと言うのに、頭のプレイを勤めたYakkoさんのプレイの素晴らしさの余り、結局彼が一晩中朝まで回し続けたというのは人づてに聞いた話。

例えば2005年の日本で回っている2台のターンテーブル。その上に乗っかったダンサブルトラックス。そして今夜、全てのフロアでへべれけに酔っぱらった全ての若く美しい人々の鼓動に合わせ、僕らは踊り続ける。という綺麗事や夢物語の隙間を縫って辿りついた現実の中で、僕はこの文章を締めくくるのです。

NEWハイプ研究所
対OLDハイプBOMBファイル#011
「NWBA」→「pogo」、クリエイティブの焼け野原おもしろ場外乱闘編
文 : 深沢慶太

権力作用が生活のあらゆる局面に介在し、何をするにもがんじがらめの管理社会。規制規制また規制の抑圧下、“恐るべき子供たち”が立ち上がる。すべてを一望の下に監視しようとする大人社会は、自らをも律するあまり視野狭窄に陥った。ならば“子供たち”、体制側の死角を突き、連携を果たして遊撃せよ。規制社会下、自らを“子供”たらしめているその豊かな感覚こそが最大の武器となるのだ−−。

あはあはあん。またか。そういう話か。呆。と左手で鼻糞をほじりつつ、このあらすじこそがステレオタイプ。ファンタジーと割り切っても陳腐においたつ現在、大人/子供の境界は茫漠とし、“子供”的位置を付与された“表現者”なる人種にしても、予め想定された枠内での“自由な振舞い”を演じることを余儀なくされる。これぞ全土がパルテノン地球(たま)と化した劇場型社会。やることなすことすべてが社会的に用意された舞台装置上、毒を抜かれて陳列される LIKE DA 冷凍マンモスの退廃芸術展。思うに先日行われた展覧会「NWBA 3」の開催主旨に掲げられた、超克すべき「平坦な戦場=焼け野原」とは、この“社会劇場”的地平のことだと思うのですがどうか。

そう考えてはたと気付くのは、何かを自主的に面白がる感覚、これこそが表現の要訣にして原点なのではないか、ということ。主宰者のAdapterは「STUDIO VOICE」誌2001年6月号「POETIC HORIZONS」特集内の宇川直宏発言:テレンス・マッケナ提唱による“クリエイティブの焼け野原”概念に衝撃を受け、前出の宣言文を掲げるに至った。ここで受け継がれたものこそは、己れが最も面白い=ヤバいと信ずることをもって世の中に突き付けよう、という気概であるわけだが、そこが現代劇場の座席に収まり「面白い出し物のほうはまだですかあ」と親鳥を待つヒナのように口を開けて呆けている衆生との違い。やることといえばTVのチャンネルをひねるだけ、面白がらされている(ような気にさせられている)だけの輩が阿呆のように唱える自己主張だの表現だの個性だのといった言葉との決定的な差異がそこにある。

おまえが「面白い」と思っているそれは果たして本当に面白いのか。面白がることまでお膳立てされて何が“人間性”か。いまや面白いと感じる心までもが出来合いの時代、まさに焼け野原も焼け野原。面白がるにもスキルがいるとは何たることか。世の中をつまらないと断じるおまえがいちばんつまらないことにまずは気付け! 糾弾する前にやるべきことはただひとつ。コドモのように面白がってみろ!

その意味で「NWBA」同様、ジャンル越境的にアーティスト達の作品を提示していく新サイト「pogo」の試みは面白い。往年の悪虐非道レスラーと同じ響きの下、ネット上ながら主宰者の面白がっている感が充満し、その気運を共有、更には面白がるあまりに作品の購入までできる。でもって「ケシキがウカヴ クウカンをツクル」とはこれ如何に? その“ケシキ”とは“焼け野原”を超えた先に立ち上がるものではないか。焼け野原ハイプ劇場から場外乱闘、クリエイションのノーロープ有刺鉄線金網電流爆破デスマッチ、“恐るべきコドモ”のオモシロケシキが見えてくる。

NEWS-29
「※」
文 : NIK (PROGRESSIVE FOrM / TEI TOWA's manager)
NIKさんの連載は不定期でお届けいたします。次回をお楽しみに!

涙の怪獣パーティー
「アンダーグラウンド・ユニティ 2005」(全2回予定)
文:寸

カッコいいものと「萌え」るものについて考えたとき、「萌え」は「ロリコン」と云ってしまえば終了なのだけれど、それでも「萌え」をジェネレイトする図像学的な分析はすごく面白いから、引きこまれてしまう。ぼくは、どちらかといえば「萌え」を理解できる人間なのだ。それっぽいイメイジを見た瞬間、自分にとって「萌え」るかどうか、すぐに判断できるし、一般的にヲタと云われる人のコメントにも同感できる。

そんな人なら判ると思うが、「萌え」は「チンコ」とつながっている。だからこそ、抗いがたい魔力を秘めている。この点に於いて、カッコいいものとは、それがカッコよくなれば、カッコよくなるほど、じつは「目」による判断だけでなく、頭の回路をすみずみまでサーキュレイトさせることで腑に落ちる、とてもインテリジェントで、理性的なものではないだろうか。

勿論、図式化しすぎているのは否めないが、こんな風にくらべてみたくなるのは、「萌え」がもっている「団結力」に、たじろぐことがしばしばだからである。秋葉原のラジオ会館などに行くと、本屋さんのエロ・マンガ・フロアにあつまったロリ・コンたちが毛穴から放つ熱気は、「だって『萌え』るんだからいいじゃないか」とロリ・コン・プロテストしている。「いや、いいんだけど、でも、それって、オナニーのネタが沢山あるから喜んでるだけだし、カッコ悪くないか」と、ぼくは無言でディス・ロリ・コン・プロテストするのだが、そんなのはお構いなしで、ビニール袋に包装されたインディペンデント・ロリ・コン・コミックを手に取りながら、背中で「カッコいいとか、カッコ悪いとかの問題じゃない、そんな二元論を押しつけないでくれ、オナニーがしたいだけさ」と、アンチ・ディス・ロリ・コン・プロテストをかましてくる。

とにかく、下半身の力は有無を云わさない。そこへいくとカッコいいものが好きな人たちは、じぶんの趣味に強情ッパリなほどにかたくなな上に、頭でっかちにもなりやすいから、「団結力」はまるでなく、シーンの外から見てみれば、ドングリの背くらべとしか思えない小競り合いを、これがリアルだと云わんばかりに繰り返しているのかもしれない。それが良いのか悪いのか、得なのか損なのか、いずれにせよ、ひとつの大きな流れにはなりにくいようだ。

そんなことを書きながら、ぼくは今、じぶんが強情ッパリなほどにかたくなであることを、反省しているのだ。今までは、目に見えたものと自分の嗜好の対話をどこまでも追いつめていくことが、良いことだと思っていた。けれども、そんなことはもう、入道雲がでている夏休みの畑に突きでたカカシがかぶっている麦わら帽子みたいに、テキトーなところへむかってポーンと放り投げれば、偶然、通りかかった和尚さんの頭にスッポリはまる気がする。そうして、空を見あげれば、雲のシルエットが完璧にドラエもんになっていた、なんて奇跡も、あっさりと起こるような予感がするのだ。

> スケートシング、高木完、寸、Perks And Mini の『涙の怪獣パーティー』発売中  Price : ¥2,415  URL : http://www.ghetto.jp/shit/

txt.Archives
『GW日記』
文 : 大橋二郎

5月7日
久々新潟の実家へ。栃尾市はほとんどゴーストタウン。紺籐整染という栃尾のナンバー・ワン企業(?)が潰れていた(010203)。文字どおりに。

父親に依頼されていたギフト用ワインを渡す。シャトー・ラトゥール'91、シャトー・ムートン・ロートシルト'94、オーパス・ワン'01の3本。ギフトならではのいかにものセレクト。

近所のスーパーで食材購入。大量の魚の骨もしくは鶏のガラが欲しかったけれど、過疎の街にはそんなものは無い。とはいえ最後に寄ったスーパー“見附センター”でガラ(1パック65円也)を辛うじて入手。東京から持参したスパイス類でパエリャを作る。ムール貝は売ってないから貝はアサリのみ。他の魚介類は冷凍のシーフードミックスで代用。そして鶏の骨付き肉、海老、野菜類。

午後から開始してまずはスープ作りから。鶏ガラとセロリ、ニンニク、玉葱、人参、その他冷蔵庫にあったクズ野菜とスパイス類を鍋に放り込む。3時間ほどかけてスープ完成。適当なフライパンに米と具材を入れ、サフランで色づけ。先ほどのスープで炊き込んでパエリャ完成。美味。

5月8日
翌日、長岡から小出に出てJR只見線に乗る。この線は鉄っちゃんにはかなり知られたディープなローカル線。深いエメラルドグリーンの湖や渓谷沿いの単線をディーゼル列車が走る。複線化とも電化とも無縁な路線。万が一乗り遅れると丸1日パーになるので、乗り換え時はけっこうな緊張感。運行本数は1日3本のみ。

約5時間かけて終点の会津若松へ。始発から終点まで乗った乗客は他には居なかった。というか、ほとんどの区間で他の乗客自体が居ない貸切り状態。車掌が検札に来た際、会津若松までの切符だと確認し、一瞬ぎょっとされる。会津へ行く人は通常、常磐西線か高速バスを利用するものらしい。

なぜ会津かというと、ネットを見ていたら、会津若松の奥座敷、東山温泉に“猿の湯”を備えた宿があると知り、行ってみたくなったため。宿の名前は不動瀧旅館。旅館と言っても8階建てのちょっとしたホテル。とはいえどうしようもなく寂れた感が漂っている。ロビーには毛足の長い絨毯が敷かれ、フロントでは支配人が「お待ちしておりました」と迎える。でもその口調も身に付いたものではなく、そしてどことなく無理がある。従業員の親父さんに「荷物お持ちします」と言われて部屋まで案内される。

客室には仲居さんがなぜかスタンバイしていて、親父さんとバトンタッチ。「ようこそお越し下さいました」と三つ指突いて挨拶される。野村昭子(おかくら@渡る世間は鬼ばかりのタキさん)似のおばさん。すぐ出て行くのかと思いきや、お茶を煎れ始める。ポットから急須にお湯を注ぐ際、座卓の上にびちゃびちゃとお湯をこぼす。ホントに普段からこうやってお茶出してるのかな? 妙な間があったので「夕食は何時までに食事をとれば良いですか?」と聞いてみると、「6時半からご用意できます。まあ〜だいたい7時くらいまでにはお済ませになって下さいませ」との事。過剰な丁寧語。

時間は6時過ぎだったので、日のあるうちに宿の周りを散策しよう、もしくは食事前に一風呂浴びようと思い「8時では遅いでしょうか?」と聞いてみるも答えはない。目は笑っているけれど、どうもムッとしている様子。空気を察して「では7時半には食堂へ行きます」と言っておく。「お食事の準備ができたらお部屋にお電話しましょうね?」と言われるが、散策するか風呂に入るか決めていなかったので、「時間には行きますから電話でお知らせ頂かなくとも結構です」と一応断る。やっと出てゆく。でも座卓にこぼれたお湯はそのまま。

チップを期待していたのかなと思い当たる。でも日本の旅館にはチップの慣例はない。なので当然渡してない。でも10組中数組からはチップを貰うこともあるんだろうと思う。そんな雰囲気ではあった。

どうやら宿の周りには何も無さそうなので、“猿の湯”へ入ることに。無味無臭無色の温泉。で7時過ぎに部屋に戻ると備え付けの電話が鳴る。先ほどの仲居おばさんからで「お食事の準備ができました」との事。少しばかりイヤな予感。

どうやらおばさんはパートの仲居さんらしい。僕らの食事が済まないと仕事が終わりにならないから、早めに片付てしまいたいのかも。気持ちは分からないでもない。ギリギリ7時半に食堂の広間(20畳くらい)へ行くと、他の宿泊客は全て食事が終わったらしく、他のお膳は片付けの最中(お膳の数から宿泊客は僕らを含めて5組。だだっ広い館内に5組のみ)。そして僕らの分のお膳だけが残っている。強くイヤ〜な予感。

さっきの仲居さんがニコニコしてやってきてご飯を茶碗によそう。これは何、これは何と一品ずつ料理の説明をする。最後に「ごゆっくりお召し上がり下さいましね」と渡鬼のタキさんのような笑顔で告げるとやっと席を離れた。

と思ったら、僕らから5メートルくらい離れた炊飯ジャーの前に正座して、じっとこちらを見ている。目が合うと笑って「沢山お召し上がり下さいましね」と言う。ご飯のお代わりやお茶のサービスもおばさんの仕事らしい。これといったBGMが流れているわけでもなく、場末感漂う食堂っぽくテレビが付いているわけでもない。他の宿泊客と一緒の食事ならそんな事もないのだろうが、とにかく無音の非常に重い空気。僕らの会話もついヒソヒソ声に。おばさんに逆らって夕食の時間に遅れたことを後悔する。おばさんのほうを振り向くと、今度は壁のほうを向いてじっと虚空を見つめている。やることがないのか、チャッカマンの具合を確かめるように「カチャ、カチャ」と火を付けてみたりしてる。もともと大した料理ではなかったけれど、これじゃ食事も喉を通らない。

気を取り直して部屋で飲もうと館内の自販機で缶ビールを買う。が全然冷えていない。補充したばかりなのか、それとも設定温度を弱にでもしているのか。そういえばエレベータが2機あったが1台は休止中の表示。電力削減か。そこそこ大きな旅館だし、使用電力もかなりのものだとは思う。電気の節約はたしかに大切だ。這々の体で部屋へ戻り、買ったぬるい缶ビールを冷やそうと備え付けの冷蔵庫を開ける。着くなり入れておいたペットボトルのお茶を触ると、ぬるい。まったく冷えていない。おかしい! フリーザーに手を突っ込むとここもまた常温。まさか! と思い冷蔵庫の裏に回ってみると電源コードが外れている。マジかっ!

あのな。冷蔵庫にはもともとON・OFFボタンは無いんだよ! 電源はね。入っているのが普通なんだよ。百歩譲って考えて、たとえ普段は電源を、いくら抜いていようとも、宿泊客が居る部屋の、冷蔵庫の電源は、事前に壁に挿しておくんだよ! と独り口に出して言う。

ついでに言えばご飯はね。各部屋分のお膳の横に、おひつで用意してセルフサービス! とまた口に出して言ってみる(鳥肌実口調で)。

5月9日
翌日東京に戻る。実は家の近所には温泉銭湯がある。名前は会津の温泉と同じ大江戸“東山温泉”。東京の温泉特有の茶色くしょっぱいナトリウムー強塩温泉。別に会津まで行く必要はなかった。というか、捜しているものは案外近くにあるという事がわかった。

THE POTATO 文 : 井口弘史

Isn't it 文 : SHiURA

Δ

/EXIT

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/NEWS

one  『NOVERTY DESIGN』発売

SAL magazine編集部が編集に携わった書籍『ノベルティデザイン』が4月8日に刊行された。実用デザイン書籍のカテゴリーで今までまとめられることが無かった企業ノベルティプロダクトという切り口でまとめられた本書は、様々なデザイナーや企業の協力によって集められた膨大なノベルティとインタビューで構成され、デザイン性とそこに込められたアイデア、プロモーション効果に対する緻密な計算と戦略に対する考えをかいま見ることができる。そして青山ブックセンターなどの大型書店やAmazonで本書をお買い上げいただいた方に先着でノベルティ本のノベルティとして制作された稲葉英樹(SAL magazineアートディレクター)デザインのブランクCD-R5枚セットを配布中。青山ブックセンター本店・六本木店では4月22日まで本書で掲載したグッズを展示する。

>参加デザイナー&企業
伊藤弘(グルーヴィジョンズ) / 石浦克(TGB design.) / 小宮山秀明(TGB design.) / セキユリヲ(サルビア) / 大貫卓也 / 宇川直宏 / 佐藤直樹(アジール・デザイン) / アトミ / テンプリント / GRAPH / 新潮社(Yonda?キャンペーン) / BEAMS / タワーレコード(NMNL) / ナイキジャパン / タイクーングラフィックス(TyGun) / 資生堂(MAJOLICA MAJORCA)

> DESIGNER'S SOURCE BOOK『ノベルティデザイン』
Release : 2005年4月8日 Price : ¥2,940(with Tax) Edit : DSB PROJECT Format : B5版、162ページ ISBN : 4798108421 発行 : 翔泳社

two  CANADA vs JAPAN LIVE PAINTING EXPO

21世紀初の万博としてなにかと話題の愛・地球博にて、カナダvs日本のライブペインティングバトルが4月13日から開催中。様々なジャンルで活躍するカナダから2名、日本から9名のペインターが一対一で45分のバトルを繰り広げる。新宿サザンビートプロジェクトでの華麗なウォールグラフィックで話題の黒田潔や、独自の手法と世界観で世界的に注目を集める鈴木ヒラク、『ネコマン』で人気のマストワンなど、見所の多い内容となりそうだ。

> 参加アーティスト
サンパール / マイケル・ニコル・ユグラナース / 黒田潔 / メチクロ(DYNAMO / MHz) / D[di:](DYNAMO / MHz) / Wet Side a.k.a. Baiyon(Brain Escape Sandwich Rec.) / 鈴木ヒラク(wordpublic) / kami / yamao(DOPPEL) / monmon(DOPPEL) / マストワン(イセネエヒヒネエ)

> Date : 2005年4月13日〜4月20日(15:30-),5月8日〜5月15日(14:30-) Place : EXPO 2005 AICHI,JAPAN-CANADA PAVILION (2005 愛知万博グローバル・コモン2カナダ館野外特設ステージ) プロモーター : マジェスキュル社 企画・演出 : OYE! CANADA社,カナダ政府館

three  SUPER CREATORS' ARENA TWO

アート界、ファッション界、音楽界、デザイン界などで活躍しているクリエイターによるフリマ『スーパー・クリエイターズ・アリーナ』が今年も六本木ヒルズで開催される。参加するのは約50名のクリエイターたち。このイベントは入場無料で自由に買い物ができるほか、クリエイター秘蔵の「販売不可」「門外不出の秘蔵品」の展示や、DJプレイ、ライブペインティング、オークションなどもあり、クリエイターと面と向かって値段交渉できるにぎやかな場を提供する。

>参加クリエイター :
秋山具義 / 姉川たく / 安斎肇 / 井出靖 / 宇津木えり+ウイスット・ポンニミット / 大橋二郎 / 奥原しんこ / オフィスサマサマ / 金子ナンペイ / 木之村美穂 / 熊谷隆志 / 倉科昌高 / 黒田潔 / 小宮山雄飛 / 坂本美雨 / 白根ゆたんぽ / 大日本タイポ組合 / 高宮考治 / ダブルシックス / デハラユキノリ / デビルロボッツ / 寺本考之 / 東京Aリス / 富沢ノボル / 二ノ宮舞 / 野田凪+宇宙カントリー / 野宮真貴 / 野村浩司 / はまのゆか / 平尾香 / 平間至 / 平松昭子 / 福津宣人+flask / マイケル・ラウ / 円ミズキ / みかんぐみ / 村田蓮爾 / 箭内道彦 / 山崎誠子 / 山本宇一 / 油井昌由樹 / 横田じゅん / ATAQUE / D[di:] / Ed TSUWAKI / go relax E more / Keitarrow / My Sweet Museum / SUNDAY-VISION / TRITON GRAPHICS

> Date : 2005年4月28日(火)・29日(金) 11:00-17:00 Place :六本木ヒルズアリーナ  入場無料  Info : 03-6406-6611

four  SAL洋楽MANIA“待画Tシャツシリーズ”第一弾

SAL magazineもコンテンツプロデュースに関わっているケータイサイト『SAL洋楽MANIA』の“待画Tシャツシリーズ”第一弾、かせきさいだぁ≡バージョンTシャツが発売された。今回発売されたのは、アーティストかせきさいだぁ≡のキャラ“ハグトン”が大きくプリントされたTシャツとハグトンの刺繍ワッペンが胸元に小さくついたポロシャツの2型。その他、しまおまほ、大日本タイポ組合バージョンも順次リリース予定! BEAMS T、Webサイトでも4/14(木)から発売。なお、このTシャツには『SAL洋楽MANIA』に関連するテキストが裏に印刷された短冊型のタグが付いており、『SAL洋楽MANIA』でしか読めないコラム、レコメンドなどのバックナンバーがプリントされている。この短冊型タグは14種類あり、関連ショップなどでも一店舗につき一種類ずつ配布される。

> ハグトンTシャツ Price : ¥5,040 Size : XS / S / M / L Color : WHITE

> ハグトンポロシャツ Price : ¥6,090 Size : M / L Color : WHITE / NEVY

five   TODD JORDAN初来日個展

NYからプロスケーター&フォトグラファーのTODD JORDANの初来日個展が中目黒DEPOTにて開催。TODD JORDANは、NY在住の"NIKE and CREATION SKATEBOARD"と"Supreme TEAM"がスポンサードしている人気プロスケーター兼フォトグラファー。フリーフォトグラファーとしては、"VICE"、"TOKION"、"MASS APPEAL"、"LODOWN"、"SKATEBOARD MAG"、"TRANSWORLD SKATEBOARDING"など数々の雑誌を中心としたクライアントに写真を提供し活躍している。NYでは、"Point and Shoot"、"Photographs of love and Desire"、"MegazineArt Show"などの数々のアートショーにも参加。今回の写真展にあたり、"NIKE"と"aNYthing"がスポンサードしている事からもわかるように、彼は今注目のフォトグラファーとしてNYで高い評価を受けている。

今回、DEPOTに展示する写真は全て撮り下し。"ZOO YORK"の元チームメンバーなど彼を取り巻く人々、彼のNYでの生活などを被写体とした写真の数々が主に展示される。彼のバックグラウンドでもあるTODD JORDANモデルスケートボードを使ったインスタレーションも展示予定。また、DQM X TODD JORDAN モデルスケートボード限定50本、aNYthing X TODD JORDAN 展覧会限定Tシャツ、4.T.W. X TODD JORDAN X BEAMS T展覧会限定T シャツをDEPOTとBEAMS Tで販売する。さらにTodd Jordanの来日を記念し、代官山UNIT Saloonではエキシビション前夜祭として"THE TODD JORDAN EXHIBITION PARTY"が開催される。

> Date : 2005年05月06日 〜 2005年05月22日

> "THE TODD JORDAN EXHIBITION PARTY"
Date : 2005年5月5日(木・祝) 10:00-5:00 Place : 代官山UNIT Saloon 東京都渋谷区恵比寿西1-34-17 ザ・ハウスビルB3F Entrance : \700 DJ : 中西俊夫(PLASTIC SEX) / 高木完 / SKATE THING / DJ QUIETSTORM / WHITEFOLKS(VFSANYC) / SHU-G(HOME BASS RECORDS) / TAKAO(NICO/VIOLENT GRIND) / KURO(VIOLENT GRIND) / YUICHIRO(VIOLENT GRIND / KAMABAN) / TOYO-P(JVC FORCE TYO) / BAMBOO BOY(JVC FORCE TYO) Live : COM. A(ROMZ)×ISHIURA(TGBdesign.) / THE LP VJ&Art : DADA KINGS Live Painting : Sakamaki Yoshinori a.k.a Sense. vs NEWSTENCH DANCERS : JVC DOLLZ SPONSORS : NIKE SB / DQM / 4.T.W. / frank151 / freshness / aNYthing / BEAMS TΔ

/ARTICLE

アンダーグラウンド思想史
「Last night a DJ shaved my wife」
文 : Shoe(Massage)

パーティーは続いていかねばならないのだ。

BPMがそこにある限り僕らは踊り続けなければならない。僕らが現実として学んできた、この初期高度情報化社会に於ける文化の雑居感に、居心地の良さと間の悪さを同時に感じつつも、続け続けなければ、世界は止まる。複雑に入り組みながらその枝葉を伸ばしていく文化の樹形図の最も新しい地点に僕らはある。その樹は永年の断絶をものともせず、ひとつひとつの時点に於ける完成を祝いながら、成長を続ける。誰にも知られぬかも知れぬ洞窟の奥の壁画を考えてみるがいい。クロマニヨン人によって描かれたフランスのラスコーの壁画を発見したのは四人のティーンだった。そこで彼らは1万7000年のあいだ眠り続けてきた、ほんの戯れ、賞賛を目的としない純粋な表現の発露と出会う事となった。それは鑑賞者を想定していない、ヴィジヴルな、ありふれた狂気だった。

それでは1万7000年後のティーンが発見するであろうものは何か。ラスコーの壁画は地上にたまたま晒されていた岩の裂け目のその奥で発見された。僕らが闇雲に時代に刻みつけている壁画はどこにその裂け目を見つけることとなるのだろう。この増加していく情報を、幾何級数的に倍加していくビットのクラスタを、誰がどのように解析し、そこから何を読み取るのか。そこにそれが存在する事自体がメッセージであるという、平凡な解釈に甘んじることとなるのか、それとも叫び声が届くのか。良くても数世代を虚しく繋ぎ、音響の濁流に呑まれて消えてゆくレアトラックスの存在そのものが表現する、やりきれなさに気づきつつ。

しかしパーティーは続いていかねばならないのだ。

無限に離れた星々を繋ぐ、星座の乱暴な線を描くことのそのたやすさ。永遠に想像されるはずのなかった線を描くためのいわば気の利いた魔法。もしくは横暴な自由。盲目的な解放。その星々は互いに何の関係もないのだ。僕らはそれらを僕らから見て隣同士に位置しているからという理由で、想像力の助けを借り、最も離れた星々を繋ぐ、最も短い線を描く……。どんだけ離れてるって思ってんだ、馬鹿野郎! 僕らが星空を仰ぎみるのと、僕らの人生を過ぎていく人々を眺めるのとはそんなに違わない。絶えず動く星座がそこにあるというだけの話。想像力の伸縮限界の中で、道を踏み外して初めて辿り着くことのできる、錯乱の境地を、パーティーアニマルの恍惚を、出鱈目に引き直された星座の下で鳴り響く数億小節目のドラムループに合わせて踏まれるダンスステップの着地点が化ける新たなる始点を辿りながら、人生の限られた時間をフロアで過ごす事の不毛な享楽にめげる事のないように。

そしてパーティーは続いていかなければならないのだ。

ハードコアパンクとハウスミュージックが出会い、同じパーティーでそれぞれの音速を競い合う。前時代的な言い方をすれば、ユニティが、前時代では決して有り得なかった方法で達成されている。文化は分かれていく事により、一つになる方法を模索しているかのようだ。例えば僕はドラムンベースがまだ新しい音楽だった時代を記憶している。イギリスのジャマイカ移民がレゲエ/ダブのベースラインに、倍速のレゲエビーツをミックスし、速度の酩酊を求めていた(オリジナルの)レイヴァーたちをロックし始めた、そのぎりぎりの瞬間をおぼろげながら覚えている。それがポップ音楽のトレンドに回収され、商業の夢により消化される以前の出来事だ。細分化は複雑化の過程ではなかった。いま様々のパーティーで実現されているユニティをみれば、細分化は文化の自浄作用であることが分かる。例えそれが300人という規模でしか共有されることのない伝説であったとしても。それぞれのクルー、コミュニティにより実現される伝説の一夜は、各々の個人的な伝説へと還元され、人生の記憶となり、遠い未来のイベントへと繋がる残響音になる。その残響音は新たな出音のためのトリガーとなる。この加速していく現実のなかで、僕らは伝説を回顧するために1万7000年の時間を必要としていない。20年そこそこ、遡っても30年も経てば、あらゆる音楽は色あせる事のない壁画となり、リエディットを施され、2005年のサウンドシステムをドライヴさせる。情報の増加に反比例する形で、音源が壁画となるための時間は短くなっていく。2005年のティーンたちがそこに見出すのは、その音源が創られた当時の熱い想いではなく、時を経てなおも伝導する生暖かさのようなものだ。異なる文脈にまたがった同質の温度が、世界各地のダンスフロアとベッドルームとフェスティヴァルにおいて計測され、

そこに於いて新奇な既視感を僕らは体験するに至る。

パーティーは続いていかねばならないのだ。

共同体幻想、フラッシュバック、オーヴァードーズなどの実害に見舞われながらも、マスカルチャーと乖離したもう一つの世界の出来事、地下の住人により共有される邪気のない反抗の歴史は続いていく。先週末のパーティーが既に伝説として語られるのを聞きながら、なおも継続しているパーティーの中で僕はこの文章に終止符を打つのです。

NEWハイプ研究所
対OLDハイプBOMBファイル#010
「 “クリエイティブ”一大出血祭り、その後の“個性”を占う作品集−−nendo「カミネンド」
文 : 深沢慶太

徒然と思い返すに、やはり'90年代後半はカルチャー〜サブカル界隈の最後の興隆期だった、と思う。その後それに匹敵するような盛り上がりに欠けているから「最後の」、としか言いようがないのだが、やや悲観的に捉えるとそれは、かつて特権的行為とされていた"表現"がインターネットの普及に伴い“一般”へと下降浸透を果たすにあたり、若者に自らを“クリエイティブ”と錯覚・肯定させる現象を引き起こし、それまでは悔い改めるべきとされてきた病的な内面をも「あれもこれもわたしの“個性”です」と一斉放出させはじめた、いわば出血大セール的な躁状態だったのではないか、と思う。自己認識の変革に関わることであるから当然、それはにわか心理学や、世界放浪などの“自分探し”とセットになっており、そこから「君は君のままでいいんだよ」といった内実を伴わない似非ポジティブな“メッセージ”がメディアに充満しはじめ、現在に至る。つまりそこで“個性”という言葉のはき違えがなされ、“表現”や“クリエイティブ”といった言葉もまた、大衆の沃野に解放されたというよりは、単に拡散浸透、ハイプ化の憂き目に至ったのではないか。

個性とは単なる個体差のことではない。けれどもそれはいつの間にか、マントラのようにループする「君は君のままでいんだよ〜」的J-POPの歌詞にのって浸透し、“表現”界隈を更なる危機に陥れた。確かに人間の営みは多種多様、さまざまな可能性に満ちた複雑系だ。だが自省も自戒も伴わないまま、単なる個体差を公共の俎上に乗せる。テキトーに思いついた“意外性のある”具材をねちゃねちゃと握りたおし白飯の上、ぞんざいに乗せて「寿司です」という。本人は満面の笑みでどうぞというが、それはあくまで“お手製”の域を超えないものであり、本来的な意味での“オリジナリティ”ではないはずだ。

……と考えて、では今後新しい“個性”はどのようなもののうちに見出されるのでしょうか。本当にあらゆるクリエイティビティは焼け尽くされ2012年、マヤ歴の終焉と同時に太陽系はフォトン・ベルトに突入しアセンション、玉Cの浄化を果たし生き残るのはよい行いを(中略)……できるのでしょうか。

そのひとつのヒントをみたのがデザインオフィスnendoの作品集「カミネンド」。デビュー後数年のうちに躍進、スターダムの予感も充分な若干20代半ばの彼らだが、特筆すべきはその見せ方、打ち出し方の巧みさだ。プロダクトに伴うグラフィックやCIから建築まで、彼らの手掛けるデザインには、それがどのように認知され、人と関わっていくのかという問いかけが予め充分にこなされたうえで現前化されており、更にそのことがそこはかとなくわかるように極めて微量に、加味されている。触れる者に自然にその家具を使用させようとする、識閾下の誘発性がデザインに織り込まれている、という意味ではアフォーダンス的見地からデザインを行う深澤直人の作品とも共通点があるが、特筆すべきはその見せ方の軽やかさ、柔らかさだ。色味や質感などが一貫してつるりとしているものの、そこには人の生身の肌や繊細な感受性との接触を柔らかく果たすような、緩衝作用が湛えられている。ミニマルではなくシンプル。様式としてではなく柔らかさにおいてシンプルなのだ。“デザイン性”“ステイタス”“オリジナリティ”といった押しつけがましさ、嫌らしさが往々にしてたちのぼるこの界隈にあって、彼らのスタンス、在り方自体が品良くこなれてデザインの内に練り込まれている。その結果感じられてくる彼らの個性は、“自分探し”の果てにうんうん唸ってひり出したり、過度に病的な側面を強調して自己肯定への同調を促すようなそれとは真逆のもの。けれども同時に、それら痛々しくも稚拙な自己を“表現”せざるを得なかったあのサブカル〜クリエイティブ大放出祭りの気運を、完全に超克・消化したかたちで取り込んでいるようにも感じられる。つまり“個性”は、かつて称揚された異能のレベルから大衆の個体差へと矮小化・平板化されたが、その状況を自明のこととし、特段の打ち出しをしなくともそれを受容する“個体差”のうちに薫らせるようなレベルへと至った。もちろんそれはnendoならではの確立されたチームワークと、巧みなデザイン操作の賜物なのだが、“個性”vs.アノニマス、打ち出すものと削ぎ落とすもの、という二項対立を、彼らは軽々と超越してみせた。そこでは、まさに「君は君のままでいい」。なぜなら余計な“個性”への欲求に遁走する以前に満たされるから。そして「カミネンド」。その質感といいエディトリアルといい、まさに“個性”と“デザイン”との関係を新たに考え直すきっかけが詰まった作品集だ。粘土は粘土のままでも、図工の授業にこねまわした個体差の“作品”に非ず。柔らかな舌触りの内にそこはかとない人間味がすっと馴染む、さじ加減絶妙の加味nendo、なのだ。

NEWS-29
「ホテルはLAN高速ネット部屋必須ですね!」
文 : NIK (PROGRESSIVE FOrM / TEI TOWA's manager)

もう4月ですね。昨日くらいからかな?暖かくなってきたし、近所の桜もいい感じ(と言っても花見する余裕はなく、、、なんだかんだもう何年も花見している余裕なしかな? あんまり記憶ないし、、、)かな!?

4月7日(木)午前
現在は新神戸に向かうのぞみに揺られております。静岡辺りかな?今日は、神戸にてKISS FM2本、京都にてαステーション2〜3本、で大阪入り夜? そ〜です、社長のNEW ALBUMFLASH』のプロモまっただ中でございます。

出発の際、品川駅で社長と合流したのですが、1本前のひかりにて電撃ネットワークさんがいらっしゃいました(笑) 電撃さんとは先週土曜日(4/2)フジTV「FACTORY(この回は「社長プロデュース」とつじつま合わせ? 電撃さん、INCREDIBLE BEAT BOX=AFRA君達、PLASTIC SEX=Tycoon Tosh氏と野宮真貴さんを中心とする新バンド、他、というラインナップでした)」の収録で御一緒させて頂いたばかりでしたので。それにしても凄かったですね…電撃さん。。。まさに「お子様はまねをしないように…的な;笑」 「FACTORY」では社長“MILKYWAY”をユカさん=YUKALICIOUSとsupportギター渥美氏と初演! DJプレイを経てAFRA君が絡み、最後はTosh氏と野宮さん他盛り上げ隊? 喜び組? が乱入!“ VJは宇川直宏さん。MY SHARONA”合唱にてチャンチャン、という感じでございましたー。

OAは、4/2(土)スカイパーフェクトTV 23:00〜25:00、4/30(土)フジテレビ(8ch) 26:30〜27:30です! こう御期待!?

撮影前日の4/1には「FLASH TOUR」初日@新木場ageHaでした。この日はお客さんがそうとう入りましたねぇ〜! ゲスト込みですが、ゆうに2000人超えであの場所がかなり込み込みな感じの盛況振りで良かった良かった;^^(なこと言ってはみてものの実は…agehaに行ったのは私め、初めてでございましたー;笑)最近、社長DJと宇川さんVJがいい感じですね。

4月6日(水)
久し振りに半野(喜弘)さん宅で少しゆっくり話していました、諸々。。。ここ昨今のエレクトロニックな音楽状況・環境、流通などなど。。。また、おいおい…。 そ〜そ〜半野さんのおNEWなアルバムが5/25発売で〜す!!!!!!(東芝EMI) 今回は最初にコンセプト決め、全て日本人ヴォーカリストによる全編日本語な半野流ポップス、とのことです。僕も音源はまだ聴いてはいないのですが、半野さんならではのONE AND ONLYかつ独特な半野ワールドによる空間に期待です! ゲスト・ヴォーカリスト:細野晴臣、ハナレグミ、原田郁子(クラムボン)、坂本美雨、中納良恵(EGO-WRAPPIN')、湯川潮音、他

ONEOWENR RECORDSとのコラボによる青木孝允のNEW 12inchは国内発売5月下旬予定。海外はNocturneでの実質ラインセスといった形になりそうです。収録曲は以下の3曲。

>see that girl ロービートなGROOVEに青木自身によるコーラスがフックを印象付ける新曲

>superstrings 76+ アルバム「simply funk」収録“superstrings 76”オリジナル・ヴァージョンよりビート感がパワーアップされたupdated mix!

>dancing queen アルバム「simply funk」収録のオリジナル・ヴァージョン

4月8日(金)
明日は「FLASH TOUR」大阪の陣@UNDER LOUNGEでございます!

相対するは、1)daisyworld discsよりの最新作「KERR」も充実の内容、大阪の小さなオっちゃん“イィ〜タァ〜(eater)”、お次は2)先週4/1@ageha & 4/2「FACTORY」に続き“アッフラァ〜(AFRA)率いる?(表現適切でなかった場合は御容赦を;oddjob様)INCREDIBLE BEAT Boォ〜ッXス”、そして真打ち登場、会場狂喜乱舞!?!?!?、そしてこの日の締をKiKiよりの刺客? “FANTASTICでPLASTICなMACHINEこと田中殿ム!”そして動画は右手の動きも軽やかなメディアレイピストことナオヒロー・ウッカワァ〜! ちゃんちゃん! てな感じで現在は、名古屋→京都間。そろそろ京都かな?(一服…ファ〜)

sonar2005(スペイン、バルセロナで開催されるヨーロッパ最大のミュージック、アートフェスティバル)

蓋を空けてみたらなんだかんだで何人か行くみたいですね、ハラカミさん×高谷さん(dumb type)、DJ BAKU君、AFRA君とか、他2〜3日本人アーティスト。

6/17(金)@sonar park。社長は昨年@sonar sound Tokyo 2005時と同様、名義をTOWATOMでatom™ との共演。時間は未定ですが、いずれにせよsonar by night(夜の方)です。今年も(名前忘れたけど)毎年行っているあのメッチャ旨いレストランに行こう〜っと!!!!!!!!!!!(笑)

「FLASH TOUR」は6/12@liquiudroomまで、週末ベースでずっと続きます。全13公演。その間に6/6@名古屋daiamond hallもあり、実質14公演。一番の心配は社長の体調。。。頑張って上手く「FLASH」したいですね!

最後に(全然関係ないですが;笑)東さぁ〜ん! 9年間お疲れ様でした〜!!!!!!!!!!!!!! 皆でまたおもしろいことやりましょ〜〜〜〜〜〜う!!!!!!!!

Peace!

Isn't it
RELAX BOYZZZZZ
文 : SHiURA

私事で恐縮ですが、2000年、雑誌relaxのweb用のキャラクターとして作られたキャラクター「relax boy」のフィギュア第2弾が4月20日に発売しま〜す。前作のrelax boy (TIME CAPSULE)がシリーズ最高の売り上げ(37万個)を記録してからはや2年。 TIME CAPSULEシリーズがYujinにて、RELAX BOYZと名前を改め、第2弾が4月20日に世界発売が決まりました!!!

前回同様、友人の造型師玉ノ井君と苦労のあげく作り出したカワイイ奴ら。さらに、DJ QBertが設計したVestaxのQFOを持ったキャラも登場します。

「何故? DJ QBert」と思う方も多いかと思うのでここで説明しておくと、relaxのハワイ特集の時、僕がハワイの友人達を紹介する企画があって、その時QBertに最初のシリーズのrelax boyを渡した所、彼はすでに購入していた事が判明。さらに「DJ90のターンテーブル1つとミキサーだけのスタイルがQBertには自分のスタイルと同じだ!」と妙なシンクロがきっかけで今回モデルができました。更に友人のハワイのブランドKICKS/HIとLEILOW HAWAIIともコラボしつつ、X-LARGE、xla, MILK FED、KANGOLが参加してくれました。さらにガチャガチャの中に入っているミニ小冊子は、写真家ホンマタカシ氏の写真と旧編集長岡本さんの各キャラ設定と豪華な小冊子になっています。

そんなRELAX BOYZ の発売を記念し先行発売&6人のアーティストによるRELAX BOYZの肖像画(伊藤桂司、濱口 健、TGB DESIGN、渋谷直角、NEW STENCH)の展覧会をDEPOTにて開催中!

> RELAX BOYZ EXHIBITION 2005.04.05 TUE - 04.17 SUN [CLOSED-MON] AT DEPOT 営業時間:17:00〜22:00 定休日: 11日(月曜日)

txt.Archives
『ノベルティデザイン』
文 : 大橋二郎

iPodの登場は音楽をデータの形で流通させることを一般化しつつある。音楽データのダウンロード販売も徐々にではあるけれど、広まっている。音楽に関してはもはやパッケージは不要だという人もいる。

グラフィックデザインは、データそれ自体は基本的には流通しないし感動も呼ばない。モニタ上でIlllustratorデータを次々と開いて嬉々としている人はあまりいない。モニタ越しの画面表示ではなく、そのデザインデータが実際に入稿され、さまざまな素材に印刷され加工され、そしてパッケージされたもの。こうして実体化したものがはじめて流通してゆく。

グラフィックデザインはかつては宣伝美術、もしくは商業美術と呼ばれ、グラフィックデザイナーは意匠家とも呼ばれた。ある目的を持って施された意匠は、アート作品とは異なり、社会や経済に積極的にコミットしてきた。その目的をひとことで言えば“売るためのデザイン”である。そんな身も蓋もない目的ではあるが、これは事実である。

グラフィックデザイナーは意匠家であり商業美術家である。自分の表現とか感性を語る以前の、経済活動を伴った明確な目的をもったクリエイションの産物。グラフィックデザインの力を感じるのは、そうしたものに触れた時だ。

作家性を全開にしたビジュアル表現としてのグラフィックデザインは、自由な表現の場であるし、また参入も自由だ。そこで活発に行われる自我の発露は、外からみれば大変魅力的に映る。そこでは誰もがアーティストに、そしてクリエイターにも成り得る。

本書はノベルティグッズ、つまり販促物をテーマに、そのノウハウとアイデアを提案する実用書である。販促物は商品より以前に最初にユーザーの手に渡るグッズでもある。しかもたいていはタダで……。金銭との交換を伴わず、しかも商品の露払い的に剥き出しで世の中に放り投げられるノベルティグッズは、テレビCMや広告にも近い。予算とロットと納期のせめぎ合いのなかで、このフィールドでいかにクリエイティビティを発揮するか。それはかなりハードルの高い作業でもある。ノベルティグッズ制作は、販売促進の対象物としての商品への理解と、制作を依頼するクライアント、そして実際に作る業者との間で、それぞれに互いに高いコミュニケーション能力が問われることになる。そこは自由な表現の場などではないし、己の表現や感性を開帳し合う場でもない。オリジナリティや作家性に固執するあまり、溢れるばかりの数のクリエイターによる、溢れるばかりの凡庸な表現に埋め尽くされた今の現状で、百歩突き抜けながらさらに創造性を解放するためには、それなりの知性と経験力とコミュニケーション能力、そしてデザイン力が必要である。それは確実にプロフェッショナルの領域である。そしてプロフェッショナルの前提条件として、作家性やオリジナリティは語る以前にもはやあって当然、滲んで当然のものでもある。

資本主義の僕たるグラフィックデザインの出自に目を見開いて、さらにそこからのクリエイションの可能性に挑む、限りなくベタなレポート&作例集が本書です。この現場から生み出される実体化したブツと、そこから滲む作家性とオリジナリティこそが本物だと思います。Design For Sale ! 売るためのデザイン。(書籍『ノベルティ デザイン』翔泳社刊 まえがきより)

名曲のTHE ALBUM 第4回(全4回)
「はじめに」
文 : 古屋蔵人 (SIM)

THE ALBUM
音楽のデータ化、ファイル交換が当たり前のこととなり、音楽アルバムには物質としての価値がより重要になってきました。氾濫するMP3文化の利便性に感謝しつつも、同時に音に対する敬意が失われているのではないか? というユーザーの共通意識もうまれています。音の魅力を伝えるため、CDやレコードのブックレットやジャケットがありますが、私たち消費者は音源としての消費はもちろん、物質としての魅力、ミュージシャンたちの意識が具現化したカバーワークを同時に鑑賞していました。

しかし、わたし自身のPCにも顔もジャケットもしらないアーティスト達の音源がアーカイブされています。これが、現在の音楽消費の現実です。そういったアーティスト達の音以外の表現形態の魅力を伝える意味で本書はオリジナルCDアルバム付きのアートブックという形態をとっています。音とビジュアルは切り離せない存在であり、アーティスト達の表現は音に限定されずさまざまな視覚的なイメージで私たちを楽しませてくれます。それはアーティスト写真であり、ライブであり、そしてアーティスト自身によりドローイングやグラフィックであったりします。優秀な表現者である彼らのもつビジュアルの直接的なアウトプットとグラフィックを本職にするデザイナーとの共存によって、ALBUM自体の魅力を高めたいというのが本書のねらいです。

ビジュアルから音楽を感じさせるアートブックであり、音楽からアートを連想させる音楽の本。音楽誌が音楽をより深く楽しむための存在だとして、その楽しみ方が音に対する批評やインタビューに限定されてしまっている現在進行形の音楽誌のスタイルに対する疑問。本書はそういったお決まりの音楽雑誌達に対するアンチテーゼでもあります。
(THE ALBUM序文より)

> THE ALBUM
参加アーティスト : 坂本慎太郎(ゆらゆら帝国) / 無戒秀徳(ZAZEN BOYS) / 石黒景太(ex.ILLDOZER) / 井口弘史(THE BWOY) / 川元陽子 / 五木田智央 / 稲葉英樹 / Mark Mothersbaugh(DEVO)  CDアルバムサウンドプロデュース : 五木田智央  Release : 2005年月5月15日 Format : 全112ページ / CDアルバム付 Price : ¥2,400  アートディレクション : 井口弘史 編集企画 : 古屋蔵人 発売元 : BEAMS

> THE PARTY
2005年6月2日(火) BEAMS T Presents「THE PARTY」
LIVE : 無戒秀徳 / DMBQ / JACKIE & THE CEDRICS / WAF / THE POTATO DJ : コンピューマ / 石黒景太(JAYPEG) / 前田研吾(WAF) / DJ不整脈(梅川良満) / 荏開津広 / スケートシング / 稲葉英樹  VJ : EXONEMO  Place : 代官山UNIT Open : 22:00 ー 5:00 ¥2,500 ※ライブ、DJ陣は変更の可能性があります。

THE POTATO 文 : 井口弘史

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/EXIT

CREDIT

Publisher+Editor:Jiro Ohashi  Editorial Staff:Azusa Iwasaki/Azusa Hitomi/Kurando Furuya  Web Engineering:Yukinori Sagara(Pre Plant)  Contributer:Keita FukasawaMassagenikShiura  Design Adviser:Hideki InabaSpecial Thanks : Kana Satomi / Mayako Sakaino

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