2007 :

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2006 :

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2005 :

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2004 :

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salmagazine.org 011

3/15 UpDate

contents :

/NEWS

one  KDDI DESIGNING STUDIO オープンニングイベント

コミュニケーション・マーケティング・コラボレーションの3つの機能を主体に生活・エンタテイメント・アートなどシーンを問わず、様々なコミュニケーションを創造する場としたコミュニケーション施設「KDDI DESIGNING STUDIO」(KDDI デザイニングスタジオ)が3月4日、渋谷神宮前にオープンした。それに伴い、施設内イベントスペースにて、3月4日(金)〜28日(月)の間、世界的クリエイター集団TOMATO による映像インスタレーションの展示や3月26日(土)には、VJ & DJライブパフォーマンス、3月19日(土)には、アジアを代表するアコースティックなグループBE THE VOICE のライブなどのスペシャルオープニングイベントを実施する。イベントは入場無料。詳細はサイトまで。

> TOMATO VISUAL LIVE PERFORMANCE "YOU-ME-WHO?"
Date :2005年3月26日(土)
Guest:【VISUAL LIVE】長谷川踏太 (TOMATO)、サイモン・テイラー (TOMATO) 【DJ】アンドリュー・ヘイル 【LIVE PA】Calm (music conception) + Yuichiro Kato

> HORIZON LIVE "BREAK" BE THE VOICE 〜EPOCHS〜
Date :2005年3月19日(土)
Guest:BE THE VOICE
KDDI DESIGNING STUDIO official web site : http://www.kds.kddi.com/
Place : 東京都渋谷区神宮前四丁目32番16号 1st.Communication Studio
主催 : KDDI DESIGNING STUDIO 企画 : B2ENGINE プロデュ−ス : GAS AS INTERFACE

two  TAKEI GOODMAN EXHIBITION

PV『後者〜The Latter/スチャダラパー』などでお馴染みのディレクター・タケイグッドマンが映像以外では初となる10年ぶりの個展を中目黒DEPOTにて開催<goodman.jpg >。グッドマン自身が主宰する"Wiz Entertainment" は今回友人達の協力のもとDEPOTに完全妄想"WizShop"を期間限定オープンする。友達などに趣味でプレゼントとして作り始めた "CAP"が評判となり、他にどんなデザインがあるのか見たいと言う要望から始まったのが今回のエキシビション。今まで撮り溜めたWIZCAPの写真は何を物語るのか。そして初出しお蔵出しの映像作品によるヴィジュアルドライヴインスタレーション。と、豪華な内容。タケイグッドマンならではの持ち味を167%出したほかではお目にかかれないWCC (Wiz_Cap Club) ヴィジュアルプロフィール。

> Date : 2005年3月15日(火)〜2005年4月3日(日) OPEN : 17:00〜22:00 CLOSED : 月曜日  URL : http://www.depotcrew.com/

three  SHIFT 創刊100号

日本のグラフィックシーンを代表するオンラインマガジンSHIFTが1996年11月の創刊以来、今年3月号を持って、創刊100号を迎えた。記念すべき100号では読者に感謝の意を込めて、今までカバーデザインを担当した世界各国のアーティストから近況報告とともに届いたスペシャル・ギフトを、読者計100名様にプレゼントする。プレゼントの締切りは4月10日。また、SOSOカフェで行われるトモアキ・リュウ個展では、SHIFT創刊100号を記念してSHIFTとリュウ氏のコラボレーションによるオリジナルTシャツを限定100枚制作・展示販売する。

> URL : http://www.shift.jp.org/Δ

/RELEASE

one  SAL magazine Vol.14 リリース

プロフェッショナルの現場から繰り出され敷居が高い広告。重要なのは、これはハイレベルなクリエイションでもありつつ、またビジネスでもあるという点です。

今回のSAL magazineは'Advertising'Issueです。まるまる一冊が広告グラフィックで構成されています。広告はよく時代の空気を映すと言われます。ある商品を遍く広く告知するという機能を担い、絶妙なタイミング(旬な時期)に放たれては役割を全うし、そしてまた次が放たれます。そうした中で繰り広げられるクリエイションが今回のテーマです。

誌面では特定の商品や、特定のキャンペーンを特に「広告する」わけではありません。リアルタイムの広告から数年前に制作された広告。またシリーズ広告として連続して展開するページもあります。今回寄せられたものの多くは雑誌メディアを出稿の場として制作されたものです。

雑誌にはファッション誌、音楽誌、デザイン誌、アニメ専門誌、技術系専門誌、などなど様々なジャンルがあります。

雑誌広告はたいていその出稿誌の読者層を目標に展開されます。ですからファッション広告はファッション誌に、音楽広告は当然音楽誌に出稿されます。そして今回のSAL magazineは、業種業態的には通常はあり得ないページネーションが組まれています。対向ページに並ぶ各広告の同居の具合もそれぞれが新鮮です。ここに集った広告はその高いグラフィッククオリティと、今の日本カルチャーの空気を映すものとして、各企業の皆さんよりご提供頂きました。ご提供頂いた各企業のブランドメッセージを誌面に掲載されたグラフィックから感じ取って下さい。そして広告というフィールドで行われている凄まじいクリエイションのパワーを感じ取って下さい。

> 参加企業・ブランド : TOWER RECORDS(NMNL) / 天童木工PLY / DIESEL / GONZO / BEAMS / NIKE JAPAN / Mi MAGAZINE / IMAGICA / X-GIRL / 他

two  テイ・トウワ初のヴィジュアル・ブック『Listen to the Book』

アーティスト、テイ・トウワ初のヴィジュアル・ブックが発売。デビュー以来、常に評価の高いレコード / CDジャケット、フライヤー、ポスターといったアートワークをはじめ、本人撮影による各界の著名人や世界各国の風景写真、有名イラストレーターによる本人のイメージ・カットなど、15年にわたるアーティスト活動を通じて生まれた大量のヴィジュアルを現在の視点でリミックス。グラフィックと音楽の垣根を越えた活動を行っているテイ・トウワならではのビジュアル・ワールドが存分に味わえる本となっている。テイ・トウワの音楽やDJと同様、独自の美意識に裏付けられたグルーヴを感じることができる一冊。

> Release : 2005年3月28日  Format : B5変型判 / 272ページ Price : ¥3,990 (税抜き)  著者 : テイ・トウワ デザイン&レイアウト : テイ・トウワ&エンライトメント オリジナル・アートワーク・ディレクション : テイ・トウワ&タイクーン・グラフィックス URL : http://www.towatei.com/

three  スケートシング「涙の怪獣パーティー」

若い世代に人気のストリートブランド、A BATHING APEのデザイナー、スケートシング(通称スケシン)が円谷プロの作品をキャプチャーし、ストーリーをつけて、まったく別の怪獣物語に組み立てなおすという構想の絵本<kaiju_party.jpg>が発売。部分部分に3-D仕様が組み込んであり、付録のメガネをつけて読むこの絵本。円谷プロの過去のあらゆるリソースから100%サンプリングフリーでコラージュした、スケシンの怪獣に対する審美眼が光る、今日的なTWISTEDなMOOK。今盛りあがる西海岸ネオ・カイジューへの、神宮前からの返答。怪獣スタイルウオーズ頂上決戦 ! 寸によるストーリーテリング、高木完によるホットストップコラム、仏文学者・巖谷國士によるウルトラマン論、オーストラリアのクルーにわざわざメルボルンで描いてもらったグラフィティも必見。

> Release : 2005年3月25日 Format : 96ページ著者・スケートシング Price : ¥2,300 (税抜き)
監修・円谷プロ 版元・飛鳥新社  執筆者・スケートシング、寸、高木完、巌谷國士、PAM (fromメルボルン) 構成・1部 : サウンドソニック、2部 : ファッション,3部 : ホットウオール  付録・スケートシングデザイン特殊使用3-Dメガネ アメリカンペーパーオプティクス社製クロマデプス3D (R)

four  書籍『ノベルティ・デザイン』が来月刊行

SAL magazineスタッフが編集に関わった書籍『ノベルティ・デザイン』が4月8日に翔泳社より刊行されます。これはDESIGNER'S SOURCE BOOKシリーズの第一弾としてリリースされるもの。今までにない形の実用デザイン書籍です。特定のデザインアプリの解説書でもなく、グラフィックメインで構成したビジュアル本とも少し違います。本書はノベルティグッズをテーマにさまざまな皆さんに会ってインタビューを行い、デザイン性とそこに込められたアイデアの秀逸なグッズを選りすぐって写真で紹介しています。加えて印刷会社をはじめ、国内のさまざまなグッズ制作会社へアンケート取材を行い、そこから得られた情報をまとめてあります。

取材対象は大きく3つ。実際にデザインを行うグラフィックデザイナー、それを実体化する印刷会社等のファクトリー、そしておおもとの発注者であるクライアント企業の方々。登場するのは以下の人々と企業。

グルーヴィジョンズ(伊藤弘)、石浦 克(TGB design.)、セキユリヲ、宇川直宏、アジールデザイン(佐藤直樹)。アトミ(新関隆伸)、テンプリント(及川芳哉/ 向出正平)、GRAPH(北川一成)。新潮社(Yonda?)、大貫卓也、BEAMS、タワーレコード(NMNL)、小宮山秀明(TGB design.)、ナイキジャパン、タイクーングラフィックス(TYGUN)、資生堂(MAJOLICA MAJORCA)。

本書のデザインは中島浩(プランク)さん、写真は谷本夏さんです。またこの本の販促物として実際にノベルティ・グッズを作りました。基本は貰って嬉しくて実用性があるもの、ということでブランクのCD-R(5枚組)です。盤面のデザインは稲葉英樹さん。青山ブックセンターやアマゾン等の特定書店&ネット書店での限定配布です。次回のsalmagazine.orgではこの本を画像付きで紹介する予定です。Δ

/REPORT

ロンドンレポート「Love at First Sight: The Mills and Boon covers of Lawrence Houghton at Simon Finch Art」

2003年12月に、より広いスペースを求めオープンしたサイモン・フィンチ・アート<http://www.simonfinchart.com>。レア本を扱うことで知られているサイモン・フィンチ<http://www.simonfinch.com>だが、ここポートベローのブックショップ兼ギャラリーは、フォトグラフィー、コンテンポラリーアートをメインに扱う。年に6度、写真やアートのエキシビジョンも行われている。現在は、バレンタインに合わせてローレンス・ホートンのペインティングを展示中<houghton_gallery.jpg>。すべてが恋愛小説で有名なミルズ・アンド・ブーン社<http://www.millsandboon.co.uk>のカバーのためのもので、60年代から80年代のロマンスものだ。ナースとドクター、湖の畔で抱き合う男女などなど想像ができそうな組み合わせに、想像ができそうなイメージ<houghton_painting.jpg>。強いて言えば、ベル薔薇とメロドラマを足して、さらにジェームズ・ボンドの恋愛エッセンスをくわえた感じだ。一見恥ずかしい感じもするが、今だからこそキッチュな味がある。とてもイギリス的でありながら親しみやすいテーマだけに、様々な人に受け入れられると思う。ペインティング自体、丁寧に仕上げられており一見の価値あり。壁に飾りきれなかった作品も実際に手に取って見ることができ、購入も可能だ<houghton_shelf.jpg>。レトロ・セクシーなペインティングのコレクターになるのも悪くないかもしれないと思わせられる、ほっとするイベントだった。イギリスのダンディーさを現代建築のギャラリーで紹介してくれる、ロンドンならではの試みだと思う。

> Simon Finch Art  Place : 319 Portobello Road, London W11 5SY Tel : 020-8962-8620 Fax : 020-8964-0503 Email : art@simonfinchart.com Open : 10:00〜18:00 (月〜土) Station : Ladbroke Grove / Westbourne Park / Notting Hill GateΔ

/ARTICLE

アンダーグラウンド思想史
「輪の廻りを転がる生」
文 : Shoe(Massage)

時間の自由連想の結果、何がどう運んだものか、どこでどう間違えたものか、気が付けば僕らは常に歴史の末日におり、六十数億の自由意志の重たいうねりを掻き分けながら、経過時間のワールドレコード更新に立ち会い続けております。未知と既知のいずれを選ぼうか苦慮している捉えがたい事象の連鎖は、因果律とは別の約束により運行されているようです。僕らを浮き世に縛りつけている輪廻とは別の約束により。

その約束において、今まで人知れず禁じられていたものが、時間の圧力により思いがけずも存在を許され、世界の新たなる形態の一部を成すに至ります。果てなく続くかのような凡庸な日々の倦怠ですら、その瞬間瞬間においては新奇なものです。不慮の事態において「いや、そんな前例はない」と激昂する瞬間ですら実は前例になく、そのような認識を経た後では、僕らは諦念か寛容かのいずれかをもって事物に立ち向かっていかねばなりません。「イエス」と「ノー」のいずれもが最終的には一つのイエスへと収斂していきます。肯定か否定かではなく、確認と受容。反抗の力は歴史に対して無力であると言うのではなく、現実化していく可能世界のヴァリエーションが歴史的事実として解凍されていくのをまずは認める作業。そうして更新されていく歴史がブログやマガジンやライナーノーツにより編集されてしまう前に、僕らはそれを理解していかねばなりませんが、その理解を理解するために費やす時間を理解するための時間を理解するための時間はあるのでしょうか。嗚呼、自己言及のなんと醜きことか。

そのような突然変異を繰り返す時間のただなかにありながらも、「この瞬間を、僕はずっと知っている」、そう思えるような瞬間を幾つか通過してきました。知った顔と煙草をふかしながら馬鹿話に耽っているような時、ふとその時間から遊離し、客観と不可分となった主観を通して、僕は突然の異邦人のようにその時間に配置された細緻な諸要素の一つ一つを検分し、変転こそが唯一の静止の形態である存在の荒野を見渡します。その静止の猛々しさは流転の優美を甲斐甲斐しく緩衝し、一瞬の中に凍結された事象は他の事物との時系列上での連関を失い、その一つ一つが独立した元素となり、媒介となり、それと同時に化合物となります。その明瞭な瞬間において、自分自身を含めた全存在は等しく見知らぬものでありながらも、それと同時に永きに渡り記憶に格納されていたかのような温もりを感じさせます。あるいは僕が見知ってきたものは、そのような瞬間の種子であったのかもしれません。仏教徒が阿頼耶識(あらやしき)と呼び、ニューエージャーたちがアカシックレコードと呼び、僕が考え過ぎと呼ぶ何か。そうであるならば、それぞれの事物は一つ一つの瞬間により定義される情報の連鎖であり、世界というアプリケーションを走らせるために不可欠な万が一の合い言葉なのではないでしょうか。その合い言葉は時に韻により、時に運により、時に縁により解凍され、永遠に閉じることのない円を描きます。

ヒンズー教社会であるインドにおいては、輪廻という概念は社会制度として日常に浸透しています。カースト制度において、どの階級に生まれるのかは、前世での行いにより決定されると説かれています。肉体とは分離して考えられている、人格の霊的な核を成す「我(アートマン)」が、「梵(ブラフマン)」と一体となった時に、人は初めて解脱を遂行し、永い永い輪廻のサイクルは幕を閉じるとされています。現在のインド憲法では不可触民(カースト制度の外に位置する最下層の人々)の制度は廃止されていますが、その弊害は今もなお色濃く残っています。無情の社会理念を押し通すための前説として輪廻転生が唱えられているとヒンズー教を糾弾し、人々を言われなき不平等から解放しようとする仏教の布教活動が現代インドでは盛んで、現在では5000万人もの人々が仏教に改宗したといわれています。その改宗運動の旗手は日本人の佐々井師。36年ものあいだインドに於いて宗教を通じて社会改革を達成しようと奔走しているそうです。

2000年前、インドの仏教サンガを率いていた長老ナーガセーナは、「時間とは輪廻の存在そのものである」と説きました。ならば僕らが辿る情報の連鎖は、瞬間ごとに解凍のためのパスワードを転じる不変の文字列にあるに違いなく、僕が瞬間の荒野を見渡す明晰の一瞬は、必然的な偶然により僕自身が世界を解読するためのパスワードと成り果てた、歴史から切り離された時間なのではないでしょうか。

人生の終わりから、このような文章を書いていた若き日を思い返しているかのような錯覚に囚われながら、僕はこの文章を締めくくるのです。

NEWハイプ研究所
対OLDハイプBOMBファイル#009
加藤久仁生 : 軟着陸系アートアニメーションがハイプを超える
文 : 深沢慶太

この10年、PCが普及しDTPやDTMが自明のこととなり、“クリエイティブ業界”の特権性が徐々に民衆の沃野へと滲出して、現在。宇川直宏いわく、松本俊夫や田名網敬一ら実験映像の先達たちが'60年代に新型8ミリカメラなど新たなツールを手に、映像表現をより自由な個人ベースの地平に導いたのと同じく、現代ではPCを手にした人々がすべての表現をより個人に根差した自由な地平に導きつつあるのであるっ!!!!!!!!!!!。との展望だが、その一例として思い浮かんだのがFLASHムービーの投稿コンテストサイト「紅白FLASH合戦」<http://flash.chbox.com/rw04/>。“業界”の制作環境下になくとも彼らFLASH職人たちが個人ベースでこうした映像作品を制作し、更にそれをbccやblogのネットワークを介して批評し合っているというこの状況には目を見張るものがある。……が、それはかつて夢想されていたネットとクリエイティブの蜜月的関係とは、本質的に異なる状況であった。ソフトの使いこなしスキルや動画としての趣向には驚かされても、純粋な“表現”として見た場合は、タコツボ化した個人的嗜好の出口なし感や、楽屋オチ的ニッチに終始しているネット特有の風潮を如実に反映。現代においてなお“クリエイティブ”を掲げて表現活動をしていく上での課題がここにある。

と、考えてヒントを見出したのが加藤久仁生<http://kiteretsu.robot.co.jp/kunio/>によるアートアニメーションDVD『或る旅人の日記』(ジェネオンエンタテインメント / 発売中)だった。この作品はshockwaveのweb配信用に作られたもの<http://www.jp.shockwave.com/animations/animations.html>。“アートアニメーション”といえば代表格として思い浮かぶのがチェコのそれ<http://columbia.jp/dvd/titles/artanime/>であり、商業アニメとの対比においてそれは“アート〜”と称される構図なのだが、“表現”としての強度で捉えた場合、より突出した幻視能力を感じさせることが“アート〜”と呼びうる作品の第一条件として挙げられるだろう。ソフトの使いこなしスキル以前に制作者の脳内ヴィジョンが図抜けていることが最も肝要であり、裾野が広がったぶん、より強力な個性が求められる、という単純な図式で考えても、更にドープでマッシヴかつイルマティィィィィック!!!!!!! な脳力が表現において要求されてくる。と、一般論のレベルであるがしばしば泥濘のようにドロドロ。弩ROW。LOW。ハーコーさを追求するあまり自分と対峙した“ハイプ”の“世界”を“BOMBる”ことに終始、というような陰鬱極まりない落とし穴にはまった症例が散見される。“アート〜”の語の拠りどころを単に資本=ハイプに対するアンチとして、精神的なインディに限定してしまうからそういう惨状を呈するのである。それが“アート〜”であるかどうかの判断に、制作スタンスや展開規模はもはや関係ない。ましてやこの時代。加藤が見事なのはこの部分を軽やかに跳躍し、老若男女を問わず緩やかに共感できる空気感に私的ヴィジョンを昇華させている点においてである。換言すれば個人的幻想を“現実”へと着地させる能力、着地力ということになるだろうか。『或る旅人の日記』が醸し出す独特のムードは、加藤の幻想的脳力と着地力のバランスを感じさせるとともに、アート vs. ハイプの二元論を突破した地平を感じさせて心地よい。これぞ“アート〜”ひいては“クリエイティヴ”にいまできることの端的な例であり、脱・タコツボのヒントとなるものである。先のFLASH“職人”たちの中、“作家”を目指す有志にとっては、このバランス感覚こそが今後の課題となるだろう。

……と書いて、FLASHを最新バージョンにこっそりupdateしようとした途端Macが凍結し呻吟、脳内に狂乱の破壊ヴィジョンが駆け巡りしゅるるるる、再び我が卑屈な血肉へと吸収されていって、着地せず独り。ぷるぷると震えた。

NEWS-29
「FLASHさん」
文 : NIK (PROGRESSIVE FOrM)

まいど。只今メッチャ忙しい時期です‥‥huuu…。2005年3月28日発売『LOOK』<http://www.rittor-music.co.jp>、4月2日発売『FLASH』<http://www.v2records.co.jp>、基本的な入稿関係は一段落していますが、引き続きの鬼のような取材・プロモーションメニューと2005年4月1日よりのツアー、その他附随する諸々諸々……関連業務でてんやわんやでごじゃります(笑) 実は現在も横では取材中、、、(原稿書いててすみません!)という具合です。 『FLASH』『LOOK』についてはそろそろ様々な媒体で出だしているのでここでは『FLASH tour』最新情報をupdate! More Information: <http://www.towatei.com>

>TOWA TEI album『FLASH』release tour
4/1(fri) Tokyo Shinkiba ageHa @ Studio Coast
DJ: Towa Tei, ☆Taku Takahashi (M-flo), Moodman and more LIVE: Afra VJ Naohiro Ukawa (MOM/N/DAD PRODUCTIONS)  Info: Kyodo Tokyo 03-3498-9999 studio coast ageHa URL : http://www.ageha.com
4/8(fri) Osaka @ UnderLounge
DJ: Towa Tei, Tomoyuki Tanaka (Fantastic Plastic Machine) and more LIVE: Afra, Eater (Daisyworld Discs/PROGRESSIVE FOrM) VJ: Naohiro Ukawa (MOM/N/DAD PRODUCTIONS)  Info: UnderLounge 06-6214-3322 URL : http://www.under-lounge.com
4/15(fri) Nagoya @ Ozon
DJ: Towa Tei and more VJ: Naohiro Ukawa (MOM/N/DAD PRODUCTIONS) Info: Ozon Corporation 052-261-5999  URL : http://www.ozon.co.jp
4/16(sat) Kanazawa @ Eight Hall
DJ: Towa Tei and more Info: Eight Hall 076-264-3586 URL : http://www.eighthall.com
4/23(sat) Sapporo @ F-45
DJ: Towa Tei, Shinichi Osawa (Mondo Grosso), DJ Musashi (Tycoon Graphics) and more VJ: Hiro Sugiyama (Enlightenment)  Info: Roth Entertainment 011-208-0651  URL : http://www.rothproject.net
4/28(thu) Kobe @ Troop Cafe
DJ: Towa Tei and more VJ: Graphickers  Info: Troop Cafe 078-321-3130 URL : http://www.troopcafe.com
4/29(fri) Kyoto @ World
DJ: Towa Tei, Kaoru Inoue (Seeds and Ground), DJ Musashi (Tycoon Graphics) and more VJ: Graphickers  Info: World 075-213-4119 URL : http://www.world-kyoto.com
5/1(sun) Okayama @ Club Jam
DJ: Towa Tei and more  Info: Motion Tribe 086-224-0564 URL : http://www.clubjam.jp
5/2(mon) Hiroshima @ Sacred Spirits (ex.Cafe Jamaica)
DJ: Towa Tei and more  Info: Sacred Spirits 082-240-0505
5/14(sat) Takamatsu @ Mikayla
DJ: Towa Tei and more
Info: Mikayla 087-811-5357 URL : http://www.clubmikayla.com
5/21(sat) Sendai @ Club Add
DJ: Towa Tei and more
Info: Club Add 022-263-1185 URL : http://www.clubadd.com
5/28(sat) kagoshima @ Caparvo Hall
DJ: Towa Tei, Tomoyuki Tanaka (Fantastic Plastic Machine) and more
Info: V.O.T.E 099-226-3585 URL : http://www.caparvo.co.jp
6/12(sun) Tokyo Ebisu @ Liquidroom
DJ: Towa Tei and Special guests to be announced...
Info: Liquidroom 03-5464-0800 URL : http://www.liquidroom.net

トーク・ショウ
5/6(fri) Tokyo Ginza @ Apple Store
'LOOK' talk show with Hiro Sugiyama x Towa Tei Info: http://www.apple.com/jp/retail/ginza

イベントと言えば、バルセロナ <http://www.sonar.es> に今年も行けそうです! 『Atom™ vs Towa Tei』(2005年6月17日sonar park予定) う〜ん今年で5年目(^^) 年中行事としてかかせんですな。

そんなこんなの間に、昨年リリースしたAOKI takamasa『simply funk』よりの2楽曲(superstrings 76 live ver、dancing queen)に新曲1曲を加えた12inch EPが近日(ゴールデン・ウィーク前リリース目標!? 無理かな、、、)発売されます。ONEOWENER RECORDS <http://www.oneowner.to> とのダブルネームでございます。詳細はおって、どうぞ宜しくお願い致します!

そろそろ本格的に春ですね! Peace!

p.s : 前々回、告知しましたドイツ文化センター<http://www.goethe.de/os/tok/jpindex.htm>が遅れております。すみません、、、挽回するなり! 『Remixed Emperor』0710〜!

Isn't it
Culture Gap
文 : SHiURA

友達のイギリス人と話していると、頻繁にあいつはゲイだという冗談を耳にする事がある。この場合、ナヨナヨしてるとか、根性がないとか、洋服のセンスがおかしいなど、様々なバカにする要素を差す言葉として用いられる言葉だが、そもそも私達日本人はあまり使う冗談では無いかも知れない。

雨の中傘をさすのはゲイ? イギリスでは一般的に男性が傘をあまりささないらしい。ビジネスマンや上流階級は別だが一般的にはちょっとの雨ではヘコタレない。もし傘をさそうものなら“軟弱だ=女っぽい=ゲイ”というおバカな方程式ができてしまう。もちろん“傘さすやつはゲイ”だと全ての人が思い込むわけでは無いが、保守派や、男気的考え方または、ハードコアな考えを持つ男性にはそう映るのであろう。確かにイギリスには労働階級やブラックカルチャーを中心に男は男らしくと言う考え方が地方都市を中心に未だ根強い。都心部ではパンクやスケーター、Bボーイ等のストリート的な男気を売りにするファッションの男性達の間にも根強く受け継がれている事は確かかも知れない。

友人が日本に来た時、パンクの男性が傘をさしているのを見て大笑いしたと言う話を聞いた。ストリート系男気を売りにするファッションの男性が傘を差す事は許されない事らしい。ピンクや紫色をオシャレに着こなす若者や、アウセサリーを付けているオシャレさん、まゆげを綺麗に整える若者は、彼らの目にはゲイに写るらしい。

日本の若者のファッションは、今や世界中で注目される程だが、その理由の一つにオシャレ=ゲイと言う差別的考え方があまりない社会環境が、今の発展を支える柱の一つになっているのではないだろうか。イギリスのみならず、海外ではスタイリストやヘアメイクはゲイの代名詞にもなっていて、オシャレ度が高過ぎると、ゲイと決めつけられるという。

海外に比べると、まだまだ日本ではカミングアウトしているゲイが少ないせいなのか、男気的考えが低いせいなのか、オープンな考え方なのか解らんが、そこまでゲイに対して過敏な反応はしない。

ただ一つ言えるのが、海外に旅行に出かける時はあまり張りきりすぎず、オシャレ度低くした方が良いと言う事が言えるのではないだろうか? 新しい出合いを求めるのであれば別だけどね♥

ちなみに、日本のアイドルグループ、ス◯ップのファッションは僕のイギリスの友達にはゲイにしか見えないらしい。

txt.Archives
「システムとしての、メディアとしての、ノベルティデザイン」
文 : 大橋二郎

本書で紹介しているノベルティグッズの多くは、粗品の流れを継承するものとはまた違ったものです。システムとしてのノベルティ、アイデアとしてのノベルティもあり得ます。

ポイントカードを発行している近所のスーパーが、期間限定のビンゴを始めました。ランダムに日付が刷られたカードを渡され、1,000円以上の買い物をすると該当する日付(数字)にスタンプが押されます。ルールはいわゆる通常のビンゴゲームです。縦横斜めで列が揃うとボーナスポイントが貯まります。一列揃うと50ポイント、二列揃うと100ポイント、三列以上揃うとなんと200ポイント加算です。

期間は24日間(中心の1日はラッキーデイ)。ビンゴカードを眺めながら「明日行ったらこの列が埋まるな」「やばい! 昨日行き忘れたからこの列はナシか。残念!」と、期間中許す限りスーパーに通う日々が続きます。雨の日も雪の日も。時計を見て「まだ間に合う!」と、閉店時間まぎわに滑り込んでその日のスタンプをゲットした事もありました。1,000円以上の買い物ならなんでも良いのです。スーパーだから何かしら買うものはあります。あっても邪魔にならないもの、今必要なくても買い置きできるものもあります。列が揃った時には一人「ビンゴ〜!」と快哉を叫んだものです。

で、結局期間中の中だるみもあり、買い物に行けなかった日が7日。それでも17日通って揃った列は2列。100ポイントゲットです。まずまずの成果と言わねばなりません。日々の買い物なので金額も1,000円ぴったりというわけにもいかず、一日平均金額は2,000円ほどだったでしょうか。17日間で約34,000円の買い物。1ポイント1円換算ですから……。なに? 100円分ゲット? 34,000円分買い物して100円のバック。今日びこの金額なら消費税でも1,700円の時代に100円。まじか!

このビンゴカードのノベルティとしての効果はいかほどのものでしょう? もちろんカード自体にはブツとしての魅力も価値もなにもありません。デザイン性もほぼ皆無。自分の意志で積極的にしでかしたことです。もう「自分が悪かった」としか言いようがありません。(後略)
(『ノベルティ・デザイン』DSB Project編 翔泳社刊 4月8日リリース より抜粋)

名曲のTHE ALBUM 第3回(全4回)
「The Press Sheet of The Album」
文 : 古屋蔵人 (SIM)

誰も気がついてないかもしれませんが、この連載をはじめた当初、BEAMSから刊行されるCDアルバム付きアートブック『ALBM』と呼称されていた本は、連載第2回目で『ALBUM』。そして3回目である今回は『THE ALBUM』と改名されました。4文字から5文字、8文字とタイトルも長文化の兆しがあります。さらに当初連載全5回と書き出しておいて、全4回に変っているあたりも編集として不安定極まりありません。言い訳しておいて「もしかしたらまたタイトル変っちゃうかも」と思ってるあたりもお恥ずかしいです。ともかく、今回は企画内容を公開します!

> 『THE ALBUM』
音楽誌が音楽をより深く楽しむための存在だとして、その楽しみ方が音に対する批評やインタビューに限定されてしまっている現在進行形の音楽誌のスタイルに対する疑問。そういったお決まりの音楽雑誌達に対するアンチテーゼとして『THE ALBUM』は存在します。音楽とビジュアルは切り離せない存在であり、アーティスト達の表現は音に限定されずさまざまな視覚的なイメージで私たちを楽しませてくれます。ビジュアルから音楽を感じさせるアートブックであり、音楽からアートを連想させる新しい音楽誌。それが『THE ALBUM』の目指すものです。

タイトルが示すように、この本にはCDアルバムが付属し、アートワークの“アルバム”と音楽の“アルバム”という両方の意味で名付けられています。収録されるトラックは参加アーティスト達によって構成されるバンド、もしくはフィールドレコーディングやノイズ、会話といったマテリアルを五木田智央がミックスして制作されます。

> ブックレット参加アーティスト : 坂本慎太郎(ゆらゆら帝国) / 無戒秀徳(ZAZEN BOYS) / 石黒景太(ex.ILLDOZER) / 井口弘史(THE BWOY) / Mark Mothersbaugh(DEVO) / 川元陽子 / 五木田智央 / 稲葉英樹  CDアルバムサウンドプロデュース : 五木田智央  CDアルバム参加アーティスト : 石黒景太(ex.キミドリ) / 井口弘史 / 五木田智央 / Mark Mothersbaugh(DEVO) / 坂本慎太郎(ゆらゆら帝国) / 無戒秀徳(ZAZEN BOYS)

> Release : 2005年月5月5日(予定) Format : アートディレクション : 井口弘史 編集 : 古屋蔵人  URL : http://www.albm.org/ (只今作成中、4月公開予定)

THE POTATO 文 : 井口弘史

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/NEWS

one  RESFESTワールドツアー作品募集開始

毎年9月、ニューヨークを皮切りに、世界30都市以上をツアーする世界最大級のデジタルフィルムフェスティバル、RESFESTの2005年度作品募集がはやくもスタート。

世界各国のオリジナリティに富んだショートフィルム、ミュージックビデオ等、最新の映像、クリエイタ−らをショーケース、プロモートしているこの映画祭ではオリジナリティに富む、革新的な作品を募集している。部門はショートフィルム、ミュージックビデオ、デジタル長篇の3部門。応募資格は制作工程の中でデジタル技術(DV撮影、ノンリニア編集、エフェクトツール、3DCG等)を使用していること。過去RESFESTに応募していないこと。申し込み用紙はRESFEST Japan公式Webサイトよりダウンロード可能。詳細は公式Webサイトにて。

> Date :
第一次締め切り : 2005年4月4日(必着) エントリー料 : ¥1,500
第ニ次締め切り : 2005年5月9日(必着) エントリー料 : ¥2,000
Place : 東京都渋谷区神宮前6-17-10 原宿アールビル3F ナウオンメディア (株) RESFEST Japan Tour 事務局  Info : 03-3406-8835 fax : 03-3406-1636  URL : http://www.resfest.jp 主催 : RESFEST Japan Tour事務局

two  アート・ミーツ・メディア : 知覚の冒険

厳密な定義が未だ与えられていないために、いろいろな分野へと開かれているメディア・アート。現在、NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]で行なわれている『アート・ミーツ・メディア : 知覚の冒険』ではそのメディア・アートの現状を、短い歴史を振り返りながら紹介しつつ、特徴や可能性について確認、考察していくとともに、映像、コンピュータ、音響機器、インターネット、電波などさまざまな「メディア」を利用し、鑑賞者の参加を促すインタラクティヴ・アートから社会性の強い作品まで多様な表現スタイルをもつ作品を展示している。さらに本展ではメディア・アートへの入門編と位置付け、利用するメディアや表現の内容に着目した代表的で親しみやすい作品を選定。キーワード解説、年表、ビデオなどを用いて、平易で分かり易い展示構成になっている。また、入門者対象のワークショップや学芸員による作品解説ツアー、より専門的な考察を図るためのアーティストや有識者を招いたトーク、レクチャー、シンポジウムなど、多彩な関連イベントも用意され、メディア・アートへの親しみ度に応じた多角的なアプローチを試みる。

> Date : 2005年1月21日(金)〜2005年3月21日(月・祝)10時-18時(入館は閉館の30分前まで) 月曜休館(月曜が祝日の場合は翌日)、2月13日(日)休館

関連イベント
2月22日(火)〜27日(日) パフォーマンス「キャン・ユー・シー・ミー・ナウ? 」
2月26日(土)14時- アーティスト・トーク
3月5日(土)14時- レクチャー「メディア・オンライン」
3月12日(土) 14時- シンポジウム「メディア・アートの現在」
3月13日(日)14時-17時 ワークショップ"Invisible Fields" トライアウト(試演)
Place : 東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー4F ギャラリーA、B、5Fロビー、エントランス・ロビー  Ticket : 一般¥800(¥600)、大高生¥600(¥450)、中小生¥400(¥300) ※( )内は15名様以上の団体料金
参加作家 : ブラスト・セオリー, 藤幡正樹, シルパ・グプタ, ラファエル・ロサノ=ヘメル, ゲープハルト・ゼンクミュラー, ジェフリー・ショー, 池田亮司, グレゴリー・バーサミアン, 岩井俊雄, 前林明次ほか  Info : 0120-144-199 URL : http://www.ntticc.or.jp/index_j.html

three  ルイ・ヴィトン 時空を超える意匠の旅 展

3月21日まで森アーツセンターギャラリーにて、「Universal Symbol of the Brand ルイ・ヴィトン 時空を超える意匠の旅展」が開催中。本展では、パリ郊外のアニエールにあるルイ・ヴィトン ミュージアムが所蔵する数々の貴重なアンティーク・トランクや、19世紀末頃の日本やヨーロッパの華麗な工芸、染織、絵画などを展示。星と花に似た文様に創設者の頭文字LとVを組み合わせたルイ・ヴィトンのシンボル「モノグラム・モチーフ」の源泉を探る。また、ルイ・ヴィトンが行った現代アーティストとのコラボレーション作品なども紹介。「伝統と革新」をテーマに歩み続けるルイ・ヴィトンの過去、現在、未来に迫る。会場デザインを担当するのは建築家・安藤忠雄。“私とルイ・ヴィトンとの旅”をイメージした幻想的な空間を演出する。

> Date :2005年1月21日(金)〜2005年3月21日(月) 10:00〜22:00 会期中無休  Place : 森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)  Price : 当日一般¥1,200(¥1,000)、高・大生 : ¥1,000(¥800)、4歳〜中学生 : ¥500(¥300) ※( )内は前売り料金 展望台とのセット券一般 : ¥1800、高・大生 : ¥1,300、4歳〜中学生 : ¥800  Info : 03-5777-8600(ハローダイヤル) URL : http://www.roppongihills.com/

four  CQグランプリ Vol.03作品募集

携帯に代表される小画面の映像作品="Small Window Entertainment"のコミュニティ「CQ」が『CQグランプリVol.03』の作品募集中。まだまだ未開拓の「小画面映像」を面白くする映像作品を募集する。部門は2部門あり、題材となる短歌(枡野浩一提供作品、もしくはBBSに投稿のあった短歌作品)をひとつ選び、それを題材にした映像作品を募集するPoetry Movie部門、「Small Window」で楽しむことを追求した映像作品のFreestyle部門があり、どちらも長さ60秒以内の映像作品を募集する。CQ とはQVGAやQCIFなどの"QWindow"で見る「See Q」、新しい才能を発掘する「Seek You」、コンパクトな価値「Compact Quality」の三つの意味を表現。詳細は公式Webサイトにて。

> Date : 応募〆切 : 2005年2月28日  応募条件 : 資格不問。ただし応募作品は、オリジナル作品であることとし、画像、文字、音楽、肖像などすべての要素で応募者が完全に権利を保持またはクリアしているものに限る。  受賞作品発表 : 2005年3月中旬にサイトにて発表。
URL : http://cq.panasonic.jp Info : 03-3406-8835 Fax : 03-3406-1636 (月〜金/10:00〜18:00 土日祝は除く) Place : 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-17-10 原宿アールビル3階 ナウオンメディア株式会社 「CQグランプリ Vol.03 作品募集」係  作品応募に関する問い合わせURL : http://cq.panasonic.jp/communication/qa/index.html 主催 : Panasonic CQ project

five  書籍『NOVELTY DESIGN』制作進行中

ノベルティグッズという具体的な切り口から現在のデザインシーンを俯瞰する実用デザイン書籍『DESIGNER'S SOURCE BOOK NOVELTY DESIGN』(翔泳社より4月刊行予定)が、SAL magazine編集チームによって制作中。さまざまなデザイン性の高いノベルティグッズ(やプロモーションツール)を紹介し、それに関わったデザイナー、印刷業者、そしてクライアント企業へのインタビュー取材を敢行。またノベルティグッズ制作の際に便利な実用データもしっかり掲載。デザイン書籍として見て楽しく、実用書としても使える資料性の高い内容になりそうです。内容に関しては次号以降さらに詳しくレポートしてゆきます。

six  黒川知希個展『VYNI BOMB NO/TE』

SAL magazineやSIM Magazineでもおなじみ、画工兼デザイナー・黒川知希。彼の膨大な作品の集大成である初作品集『NO/TE』の発売を記念し、BEAMS T DAIKANYAMAでは個展『VYNI BOMB NO/TE』を開催。「一枚の絵ができるまでキャンバスから放れず、外で拾ったちょっとした印刷物の一部分だけを貼り続け、鉛筆画は消しゴムを使わず納得するまで何枚も永久に描き続けてきた」という、至極の作品が並ぶ。会期中は作品集『NO/TE』と、作品集がセットになったTシャツが販売される。初日は作家を囲みオープニングレセプションを開催。

> Date : 2005年2月18日(金)〜2005年3月10日(木) 11:00-20:00  Place : BEAMS T DAIKANYAMA 東京都渋谷区猿楽町19-6  Info : 03-5428-5952 URL : http://www.beamst.com/  オープニングレセプション : 2005年2月18日(金) 18:00-20:00

seven  アップルストア銀座で辻川幸一郎トークライブ

雑誌『MacPower』がプロデュースするマンスリーイベント『MacPower Presents GINZA NOW! 2005』。その第2回目のゲストとして、コーネリアス(『AUDIOVISUALJAPAN』に収録)やUA・スーパーカーなどのPVのほか、パルコや資生堂などのコマーシャル製作を手がける映像ディレクター・辻川幸一郎が登場。彼が手がけたPV、CMなどを上映しながら、作品にまつわるエピソードなどが『MacPower』編集長・高橋幸治とのトークライブ形式で語られる。

> Date : 2005年2月18日(金) 18:00-21:00  Place : アップルストア銀座 東京都中央区銀座3-5-12 サヱグサビル本館3Fシアター  入場料 : 無料  Info : 03-5159-8200 URL : http://www.apple.co.jp/retail/ginza/

eight  SALmagazineスタッフ募集

SAL magazineでは、制作を手伝って頂けるボランティアスタッフを募集いたします。翻訳、HTML作成、グラフィックソフト操作、取材・編集補助など、あなたの出来ること、やりたいことを明記のうえ、履歴書(メールアドレス明記)と800字程度のテキストをお送り下さい。テキストのテーマは「SAL magazine、およびsalmagazine.orgで私がやりたい事」。

ご応募はメールまたは郵送で。採用させて頂く方にはこちらより追ってご連絡差し上げます。

> 応募先 : 〒155-0033 東京都世田谷区代田3-41-8 代田ウエスト701 SAL magazine宛
Mail : info@salmagazine.orgΔ

/ARTICLE

アンダーグラウンド思想史
『僕らが辿りついた週末もしくは場末』
文 : Shoe(Massage)

前世紀の終わり頃より僕らはDJが時系列に沿って繋いでいくビートに合わせて踊るという習慣を育ててきました。ミュージシャンとDJとの対立や、ジャンルの壁といった細々な障壁を乗り越え、僕らや僕らに先んじる人々は足下のフロアをBPMに合わせて踏みしめながら、長い長いこの道のりを踊ってきたのでした。ある時は素晴らしいDJが作り出すフィールドに於いて生み出される共同体幻想に酔いしれ、ある時はビートの違いにより生み出される心狭い断絶に打ちひしがれながら、僕らは人と人は肉体により隔てられているという事実を忘れることのできる瞬間を渡り歩いてきました。そういう意味でこの惑星の夜に点在するありとあらゆるダンスフロアは、音によって名付けられる一続きの薄暗い空間であり、ある一つの夜は他の全ての夜の続きなのではないでしょうか。

ところで、東京は東高円寺にあるGrassrootsと呼ばれるクラブについてはお話したでしょうか。場末という言葉が相応しいほんの数坪ばかりの小さな箱です。渋谷、新宿、六本木などの"東京クラブカルチャー"密集区域から外れた場所に位置し、洒落た雑誌などで取り上げられるようなカルチャーからは一見無縁の場所のように見えます。歓楽街の外側、人々の生活の中心で網の目のように入り組む商店街の一角にあるビルの二階にそのクラブはあります。日常と非日常の区別の存在しない、アンダーグラウンドだという気負いも気取りも存在しない、さらに言えばプレイされる音楽の明確なジャンル分けも存在しない特別な空間。JR中央線沿線サブカルチャーのメッカであるとされてきた中野と高円寺のほぼ中間の商店街に位置するそのクラブは、文化的なテンションの緩衝装置としての役割を十全に果たし、ありきたりなカテゴライズの無意味さに気付いた人々によって築き上げられた寛容さでもって、日夜無理のない共存の形態を模索しているように見えます。僕の能書きなどとは全く関係なく、とにかくパーティーは続いていきます。色々な音楽を聴いてきたであろう人々、色々な人生の在り方を目撃してきたであろう人々、色々な午前二時半を体験してきたであろう人々が集まり、酒を飲み、騒ぎ、誰かが空にしたグラスを片づけたりしながら、てらいもためらいもないままに、更けていく夜と明けていく朝の狭間で、個人的な伝説を更新していきます。DJブースの目の前で黙々と、歓声だけを発しながら踊り続けている人々もいれば、そのすぐ後ろでは濃い目のカクテルを飲みながらモヒカンについて語りあっている二人がおり、店の奥のソファスペースではジャンベやコンガを一心不乱に叩き続けている人がいます。行き場のない人々が漂泊の末に辿り着くような場所、またその場所が迎える数々の宴と夜明け。70年代のニューヨークで、現在のクラブ文化の土台となったThe Loftというパーティーのオーガナイザーであるディヴィッド・マンキューゾが見ていた夢が、その場所では何の支障もなく続いているかのようです。ヒッピー、ヤッピー、トラベラー、ジェネレーション何たらーなど、大規模メディア経由の常套句に踊らされる事にうんざりした人々、端からそんなものなど眼中にない人々が、自分たちの時代を能動的に定義していくがためにパーティーを続けていきます。

先日近所のツタヤでGrooveという音楽雑誌の最新号を見かけました。「さあ、クラブへ行こう!」というクラブ遊びを始めたい人向けの特集を組んでいるのですが、その誌面で取り上げられている華やかでお洒落でモテモテなクラビング幻想と、Grassrootsで感じられるような裏ぶれた湿り気とのあいだに見られる乖離に目眩に近いものを感じました。"女の子DJの日常""女の子クラバー対談・クラブで見かける痛い男子""クラブで浮かない踊り方"などマニュアル化され、商品化されたクラブカルチャーには何の魅力も感じられず、別の世界で起こっている全く別種の出来事について読んでいるかの如くでした。若く美しい人々が艶やかに着飾り、アンプから出力される爆音に囁き声と嬌声を交えながら夜を進行させていく場面も確かにクラビングの魅力の一つではあるけれども。そりゃ新宿も渋谷も六本木での夜も大好きだけれども。

先頃GrassrootsでL?K?OとBlast HeadのDJ Hikaruがスピンした夜に、札幌から東京に遊びにきていた女の子が最前列で踊っていました。「渋谷はファックだと思ったけれども、このハコに来て東京が好きになった」という彼女の言葉がひどく印象的でした。削られた針先とレコードの溝がスピーカーから音として出ている感覚、生々しく湿った場末の空気を求めて「ああGrassrootsにいきてえな」と思いながらこの文章を締めくくるのです。

NEWハイプ研究所
対OLDハイプBOMBファイル#008
"反戦"の視野狭窄を超え"生"を照らすクリエイティブ・ムーブメント
「ピカドン・プロジェクト」
文:深沢慶太

ハイプとは何か。それは目に見えたり聞こえたりするものか。確かに気鋭と讃えられる広告系Gデザイナー諸氏の作品群がずばり、現代美術作家や他デザイナーの作風と似通って見えて仕方がない、ということはままある。だがそれは極めて一部、たまたま可視化の俎上に乗っかって我が前に示現した一例に過ぎず、ハイプの恐ろしさはそれをそれと認知させぬようにあらゆるメディア経由で我々の認識の奥深くまで浸透を果たしている点にこそある。

いうまでもなく戦争に関する報道もそのひとつ。中東情勢についてはもはや当たり前。が、この日本の戦争についてはどうか。今年は戦後60周年だが、そのことはあまり報道されない。スマトラ島沖地震への自衛隊の援助活動もいわゆる"美談"に終始しがちで実に偏向的。というとここで、その意見は最もかもだけどそういうのってなんか理屈っぽいし政治臭がするから私はノータッチで。すみません。という忌避衝動が反射的に湧き起こる。阿呆のようにいうと、それもハイプの仕業です。現代社会に人格を築いた身として必然的に備えられた防衛機制。またの名を、我々人間存在に内在化された規律的権力。つまりこうだ。現代人は各人が"オンリーワン"即ち"かけがえのない""個性"としての教育を受けた一方、"平等"であるべきとされてきた。が、特に日本における両理念は矛盾しており、各人の内側にダブルバインド的な弊害をもたらしている。だからメディアも受け手もこの両者をともに充足させてくれる方向に特化していく。戦争ネタはその最たるものだ。映画「華氏911」やイラク戦争報道番組を観て「私は戦争反対。ブッシュ許せない」と、ちょっと政治的なオピニオンを我が身の内に感じた人の多くはそこ止まりで、行動はブログに"意見"を書き散らす程度。つまり社会に対する意義申し立てまでもがメディアの側に用意されており、それによって自分も一家言あるとの姿勢を確認させてもらえたところで満足してしまう。恐るべきはビッグブラザーよりも我らが内なる自己愛と言うべきか。

こうしたハイプのシステムに警鐘を鳴らすということは、イコール、現代メディア社会においてより自主的な人間の「生」の在りようを問うていくことでもある。かかる状況下、中東の戦争反対を声高に叫ぶことは逆に、"正義"や"倫理"との色眼鏡的レッテルをラベリングされ、自分で思うような政治的主張を削がれてしまう結果を招く。ならば、日本人として目を背けることのできない歴史の内にある戦争の記憶を直視すること、この方が"一般"には遙かに現実的だろう。問題は、人々の内側に刷り込まれた政治/戦争忌避の罠にいかにはまらず、そうした意識を喚起していくか。

「ピカドン・プロジェクト」<http://www.pikadon.jp>は、野坂昭如の小説「戦争童話集」に触れたイラストレーターの黒田征太郎が展開する映像プロジェクト「忘れてはイケナイ物語り」<http://www.k2-d.co.jp/douwaindex01.html>の広島・長崎編として今年、童話、映画、賛同ミュージシャンによるコンピレーションCD制作やイベントなどを展開していくムーブメント。黒田征太郎の呼びかけのもと、「忘れては〜」に賛同したトランペット奏者の近藤等則らが中核を担い、映画の原作は作家の中上紀が手掛けている。そこでは我々が刷り込まれた「戦争の悲惨さ、残酷さ」よりも、それと対比をなして輝き生きる人間そのものの「生」に焦点が当てられる。100年は雑草の1本も育たないであろうとされた被曝後の大地に咲き誇った夾竹桃の花のように、「生」を照射することで浮かび上がるもの。60年前、既に原爆は人類の命運を決する「最終兵器」としての認識をもって開発され、広島・長崎で実戦使用されることで多大な政治・軍事的抑止力としての効力を獲得し、世界覇権主義と多極主義との勢力抗争においてその後の歴史地図を今に至るまで構築してきたのである。つまり、ここで掲げられる言葉「ピカドン」とは単なる兵器、はたまた罪として断ずるべき悲惨に非ず。それは語り継がれていくべき人間の叡智にして、その後に連なる歴史に生きる我々すべてが決定的に内包している「生」の輝ける記憶であり、現在という時代の存在事由の一部なのだ。

いかに現代のハイプ性の奸計にはまらず、共感による浸透を果たしていくか。"クリエイター系"を自認する諸氏にも共に考えていただきたい次第。そもそも"クリエイター"とは造物主の意、上述の問題を直視せずそれでもクリエイターを名乗る輩には、"ハイプ=プアー・メディア・クリエイター"の称号を与えますので謹んでお受け下さい。

NEWS-29
NIKさんの連載「NEWS-29」は著者多忙のため、今月は代わって著者関連のリリ−ス情報をお届け致します。
TOWA TEI ニュー・アルバム『FLASH』

テイ・トウワの6年振りニュー・アルバム『FLASH』が4月2日発売。

国やジャンルに関係なく興味深いアーティストを積極的にリリースし続けてきたテイ・トウワ。坂本龍一、Bjork、m-flo、中島美嘉、TOKIO、上戸彩等へのプロデュース、リミックスやYMO、細野晴臣、クラムボン等CDジャケットのアートディレクション等を手がけ、2002年にはSWEET ROBOTS AGAINST THE MACHINE(SRATM)名義のセカンド・アルバム『TOWA TEI』およびリミックス・アルバム『RE:TOWA TEI』をリリース。DJとしても内外問わず精力的に活動しており国内ツアーの『MOTIVATION』は高い評価を得ている。同名タイトルのコンピレーションもリリースされており、2004年3月17日には2枚目のコンピ『Motivation DRIVING SWEETS』を発売。最近では音楽プロダクション兼作曲家としてヒット商品のCMに携わる事も多くau INFOBAR,DAIKIN, OLYMPUS m-robe等多数。2005年4月2日にはそれらオリジナル楽曲も多数含む4thソロ・アルバム『FLASH』、また3月28日には自身初のヴィジュアル・ブック『LOOK』が発売される。

『LAST CENTURY MODERN』(1999年)以来、6年振りとなるTOWA TEI名義での4thソロ・アルバム『FLASH』は、世界に先駆け4月2日に日本発売。海外の発売は2005年の夏の予定。カイリー・ミノーグ(ヴォーカル)、森高千里(ドラム)参加のシングル「Sometime Samurai」や、現在OA中のOLYMPUS m:robeのCF曲「HUNTER GREEN」など全10曲が収録される他、ジャケット・アートワークはグラフィティ界のみならずアート界でも注目を浴びるBarry Mcgee。その他豪華ゲストが多数参加!

>ニュー・アルバム『FLASH』 2005.4.2発売 ¥3,000(with tax) V2CP 210
[TRACKLIST]
MILKYWAY feat. Ryuichi Sakamoto & Yukalicious
SOMETIME SAMURAI feat. Kylie Minogue
DIFFERENT NU NU
MELODY feat. Byron Stingily
RISK A MOMENT feat.Luomo
BIANCO feat. Arto Lindsay
RED CARP JUMBO
CONGO feat. atom™
HUNTER GREEN
MY SHARONA feat. Tycoon Tosh & Buffalo Daughter

Isn't it
「EWOK 5MH EXHIBITION」
文 : SHiURA

EWOK 5MHの展覧会が、2月8日からDEPOTにて開催された。<depot_ewok_flyer.jpg>

EWOK 5MHは、グラフィティ特有のハードさと、アニメーションのようなキュートさが混在した実に不思議なポジションにいるアーティスト。そのスタイルは多分、彼が育ってきた環境が今の作風を作り出したのではないだろうか。1990年からグラフィティを始め、96年NYのブルックリンに移り住みグラフィティシーンで活躍するかたわら、大学でアニメーションを専攻し、ROCK STEADY CREWと共に、夜な夜なブレークバトル。そして夜の町で多くのグラフィティを残し、警察に御用!!! ギャングやディーラーをすり抜けながら彼はグラフィティに希望を見出し描き続けた。そんな青春時代を過ごした彼の作品は、色使いやコラージュ作品から生まれてくるメッセージは、けして日本人には出来ない独特なスタイルを持っている。<ewok.jpg>

オープニングが開催された翌日、2月9日代官山UNIT saloonにてEWOKの来日を記念し、"EWOK 5MH EXHIBITION AFTER PARTY" が開催された。ゲストDJとして 高木完<takagi.jpg>、SKATE THING、LATIN RAS KAZ、SHU-G(HOME BASS RECORDS)などなど総勢10名がEWOK NIGHT を盛り上げた!! EWOKも思わずブレークダンスを披露。<ewok2.jpg>メットなしでヘッドスピーンを炸裂させた。Live Paintingとしてこのコーナーでもお馴染みのKidney(NEW STENCH)<Kidney.jpg>も参加した。ブレークダンスをひとしきり踊ったEWOKは今度はLive Paintingに飛び入り参加をし、Kidneyとペンを交え、贅沢きわまりないコラボレーション作品が仕上がった。<Painting.jpg>様々なジャンルがツイストした濃い2日間となった。

> EWOK 5MH プロフィール
clash of the titans", "the magnificent 7", "the break in", "ewok and totem2", "20inch dunny show" といった数々のアートショーに出演し、COPE 2,FUTURA, TIKED, MISTE, BATES, GHOST, ESPO, NYC LASE, CES, DAZE, TATS CREWといったNYを代表するグラフィティアーティストの展覧会には欠かす事の出来ぬ存在。数々のブランド、レコードジャケット、DEF JUX RECORDS、RAWKUS RECORDS、FAT BEATS RECORDS、5 BOROUGH NYC等にデザインを提供しつつ、自身のアートワーク・プロデュースワークなどのマルチな才能を発揮している。最近では、ビデオゲームやフィギュア "KIDROBOT" "TOY2R"をも手掛けており、今春にはDKNYとのコラボレーションシューズも発表される予定となっている。1995年以来さまざまなGraffitiアートブックに取りあげられ、高い評価を受けている。

photo: (C)Natsu Tanimoto

txt.Archives
『SAL magazine Vol.14 "Advertising" Issue 企画書のタタキ』
文 : 大橋二郎

<誌面ご参加へのお願い>

今年最初のSAL magazineとなるVol.14のテーマは"広告"です。
このテーマはさまざまなグラフィック表現を起点に誌面を作ってきた私たちが、創刊当初からあたためて来たものでもあります。

当初SAL magazineは、私たちの興味のある人々、そしてその表現に敬意を払うべき人々に誌面を提供し、そこで作品を展開して頂くことからスタートしました。その考えは今も実は変わりません。B4正寸からスタートし、現在はそれをさらに拡張した大判サイズで展開するSAL magazineですが、これまでの号の積み重ねは、そのままグラフィック系フリーペーパーのひとつの文法を模索する過程でもありました。

グラフィックデザインのエッジを削ってゆけば、ごく一部の実験的で冒険的で極めて優れたアーティストの表現に確実に当たります。またそれは"アート"の領域にも限りなく接近してゆきます。

一方で、その大きな波及力とメディアとの格闘の中で生まれる“広告”は、一見別もののように見えて、実は表裏一体のものでもあります。
グラフィック表現の高みのひとつとして、"広告"は重要な場となっています。

しかし、マスを対象とすることからイメージされる、「薄く」「無難で」「安全な」そして「大衆的な」表現として一部では揶揄されもします。それには嫉妬と羨望が含まれます。この場のクリエイションに投入される予算、あらゆる人材、発想力、経験力(そして規制)は強力で、個人の表現者によるセルフワークスとは別次元のものです。これらを紹介することはSAL magazineとして当然のことでもありました。

と、いうわけで、今回のSAL magazine Vol.14のテーマは"広告"です。
アーティスト個人ではなく、クライアント、CD、AD、フォトグラファー、イラストレーター、グラフィックデザイナーといったプロジェクトの総体として生み出される優れた「広告」としてのグラフィック表現を、誌面で展開できればと考えます。

とはいえ今回の誌面は、単にグラフィック的完成度に"のみ"に注目したものには留まりません。そのビジュアルが発せられた広告の状況と空気感を湛えたグラフィックとして、経済活動を伴ったビジュアル・サンプラーとして、グラフィック・レポートとして編まれるものでもあります。アートでもなくグラフィックデザインでもないもの、出稿媒体を越えた状況そのままのリアルなビジュアルの束として、今回のSAL magazineは作られます。

これは「広告出稿」のお願いではありません。
誌面へのご参加(広告原稿のご提供と掲載許可)をお願いするものであります。
(SAL magazine)

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SAL magazine Vol.14 "Advertising" Issueは2月末リリース予定です。そしてその次も実は……。
http://www.elesal.com/salmgz/distributor.html

名曲のALBUM(第2回)
「不幸な事に不幸がなかったから」
文:古屋蔵人(SIM)

お正月、レンタルしてきたみうらじゅん原作の映画『アイデン&ティティ』のDVDを見て、唯一心に残ったのが主人公による以下のフレーズ。

「中産階級に生まれた僕は不良でも優等生でもなく、これまで普通に生きてきました。だから、あなた(ボブ・ディランのこと)のように旅に出る必然はなく、それが僕のロックに対するコンプレックスになったんです。そんな僕が作る詩にはウソがある。不幸なことに不幸なことがなかったからノノ。」

このセリフには共感したロックファンは多かった思う。ブリットポップムーブメントのころ、ミドル出身のブラーがワーキングクラスのオアシスとのセールス争いに惨敗したとき95年同様の雪辱感。特に目立った貧乏もなく育ってきた人間は表現者としては負けているのか? というコンプレックスをはじめて意識した瞬間でもあった。

5月リリースのCDアルバム+アートブックの『ALBUM』というメディアで、DEVO<album_01.jpg>のマーク・マザーズボーにアートワーク提供の依頼<album_02.jpg><album_03.jpg>と取材をした時、こんな事を言ってた。以下、インタビューより抜粋。

「クリエイティビティのルーツに関して話すと、僕はものすごい近視で産まれたんだけど、5人兄弟だったせいもあって七歳になるまで両親はそのことに気づかなかったんだ。この期間に僕は物理的な世界に対して全く奇妙な常識で接してた。その頃の僕には世界が色とりどりのモヤにしか見えなくて、誰にでもそう見えていると思っていたんだ。7歳半のときにようやく眼を治療してもらって、父と一緒に眼科から帰宅したときに見た風景は今でも覚えているよ。雲や鳥、太陽、家の屋根、そして木が初めて見えて、とても幸せだった。(中略)それからは視界に入るものは何でも描くようになって、生涯アーティストであり続けたいと思うようになった」

僕はDEVOの音楽性だけでなく、マークによるアートディレクション感覚も非常に好きなんだけれど、このエピソードには胸がアツくなった。DEVOの美的感覚は、マーク幼少期のハンディキャップから産まれていて、そして彼の五感を鍛え上げたのだと。生まれや育ちといった以外の要素からの歪みがDEVOを産んだ。ゲトー出身やら、ワーキングクラス出身やらを誇示することが当たり前のようになっているロックの世界で、実はマークが一番クールな生い立ちをしてるんじゃないだろうか。

本の中で、実に100点以上のマークやDEVOのアートワークや写真が掲載されるのだけど、"幼少期に不足していた要素を彼が必死に補い続けた結果としてのDEVOのビジュアル"と考えて見てみると、なかなか面白い。

THE POTATO 文 : 井口弘史

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今号は連載陣はお休みです。NEWSのみとなります。
次号からはいつもの内容です。明けましておめでとうございます。
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contents :

/NEWS

one  『HELLO GAS ART』展

2004年10月にクラスカギャラリーで行われたファッションとアートの展示会『JUMBLE』にて展示されたアート作品の中から、厳選された作品のみを展示販売する『HELLO GAS ART』がSignギャラリーにて開催される。1点モノのオリジナル作品からポスターまで作品は様々で、GASのセレクトしたアーティストの作品を手軽に購入できるようになっている。

> Date : 2005年1月17日(月)〜1月29日(土) 10:00-27:00(月〜金) / 11:00-27:00(土・日・祝) Place : Signギャラリー 東京都港区北青山2-7-18 山崎ビルB1F Tel : 03-5474-5040(Sign) URL : http://www.transit-web.com/f_set/f_shop_s.html(Sign) http://www.hellogas.com(GAS)

two  森山大道+荒木経惟『森山・新宿・荒木』

80年代の狂った新宿「性」風俗を活写していた『写真時代』誌の頃からしのぎを削り、「新宿」を拠点に据えた活動を行ってきた二人の写真家、森山大道と荒木経惟。そんな二人の目から見た新宿を展示した写真展、『森山・新宿・荒木』が、東京オペラシティーアートギャラリーで開催される。展示に合わせ、「新宿」をテーマにしたコラボレート写真集『森山・新宿・荒木』も出版される。またNADiffでは、『森山・新宿・荒木』展のために昨夏、新宿で撮られた膨大なフィルムのなかから、森山のコンタクト・シート、荒木のトリミングしたポジ・フィルムなどを素材に構成されたインスタレーション展示『コンタクト・新宿・トリミング』を同時開催。こちらでは各氏のギャラリー・トークも行われる。最も尖鋭的な二つの視点で切りとられた「新宿」はどのような姿を見せてくれるのか、いずれも楽しみにしたい。

> 『森山・新宿・荒木』展
Date : 2005年1月15日(土)〜3月21日(月・祝) 12:00-20:00(火〜木・日・祝) / 12:00-21:00(金・土) 月曜休館 Place : 東京オペラシティーアートギャラリー 東京都新宿区西新宿3-20-2 入場料 : 一般¥1,000 / 大学・高校生¥800 / 中学・小学生¥600 URL : http://www.operacity.jp/ag/

> 写真集『森山・新宿・荒木』
Release : 2005年1月20日 Photo : 森山大道、荒木経惟 Text : 森山大道+荒木経惟(対談)、エルヴェ・シャンデス、ジェローム・サンス、北澤ひろみ、堀元彰 ※和英併記 Format : A4判、304ページ ISBN : 4582277578 発行 : 平凡社

> 『コンタクト・新宿・トリミング』
Date : 2005年1月20日(木)〜3月6日(日) 11:00-20:00 Place : NADiff 東京都渋谷区神宮4-9-8カソレール原宿B1 Info : 03-3403-8814 FAX : 03-3403-8819 URL : http://www.nadiff.com/

> ギャラリー・トーク
2005年1月30日(日) 16:00- 森山大道
2005年2月5日(土) 18:00- 荒木経惟

three  アーキラボ:建築・都市・アートの新たな実験展 1950-2005

『アーキラボ:建築・都市・アートの新たな実験展 1950-2005』が森美術館で開催中。フランス、オルレアン市のサントル地域現代芸術振興基金(FRAC Centre)のコレクションにポンピドゥー・センターの建築コレクションを合わせ、約90名の名立たる建築家、220のプロジェクトを、およそ500点の出品物で紹介する森美術館で最初の、そして日本でも最大級の建築展。『アーキラボ』は、フランスのオルレアン市で1991年から「ユートピアと実験」をテーマに毎年開催されてきた建築の国際会議の名称でもあり、この国際会議を通して収集された模型や素描の膨大なコレクションが、本展出品物の母体となっている。展示は、4つのセクション(I.脈動する都市―実験室としての身体 / II. 終わりなき都市―膨張する環境 / III.解体される都市―新しいシンタックスの創造 / IV.文脈化する都市―新技術と共生の時代)と、14のサブセクションからなり、1950年代以後のユートピア的な建築、都市、アートのさまざまなアイデアと実験を多様な資料によってたどることができる。各時代の建築家たちが模索していた建築理論とその実践を紹介しながら、さらに最新のダイナミックな造形、そしてしなやかな建築の未来の可能性を描いた展示となっている。

> Date : 2004年12月21日(火)〜2005年3月13日(日) 10:00-22:00(月・水・木) / 10:00-24:00(金〜日・祝前日) / 10:00-17:00(火) 会期中無休、いずれも入館は閉館時間の30分前まで Place : 六本木ヒルズ森タワー53階 森美術館 入場料 : 一般¥1,500 / 学生(高校・大学)¥1,000 / 子供(4歳以上〜中学生)¥500展望台 東京シティビュー入館料含 URL : http://www.mori.art.museum/contents/archilab/

four  『The Loved One』リリース

ニュー・ウェーブ的解釈のファンク・ミュージックとヘヴィー・メタルを融合した独自のサウンドで出身地のオーストラリアのみならず世界中で大ヒットを飛ばしたINXS(インエクセス)。その看板ヴォーカリストであり、新世代のミック・ジャガーと称されつつも、短い生涯に自ら終止符を打ったヴォーカリスト、マイケル・ハッチェンス。そんな彼の人生と音楽性にスポットを当て、オリジナルメンバーをはじめ、元恋人のカイリー・ミノーグや、ハッチェンスの父、マネージャーから豪エレクトロニカ界の重鎮オーリー・オルセンといった関係者達へのインタビューと貴重な映像により構成されたドキュメンタリー作品、『The Loved One』が2月25日にナウオンメディアよりリリースされる。ハッチェンスが残した未発表音源を封入し、彼の音楽性に触れることの出来るトリビュートDVD&CDとなっている。

> Release : 2005年2月25日(金) Format : DVD本編57分 / 映像特典29分 / 特典6曲入りCD付き Serial : NODD-00035 Price : ¥3,990(with Tax) 発売・販売 : ナウオンメディア株式会社 URL : http://www.nowondvd.net/products/lovedone/

five  Lemon Jellyのセカンド・アルバム『'64〜'95』リリース

イギリス屈指の「庭園設計士」であり、またビョークやblurなどのスタジオプロデューサーであるニック・フラナガンと、AIRSIDEの経営者兼DJで、全てのアートワーク・ビデオを手がけるフレッド・ディーキンによる新生代アートフォーム・ユニット、レモン・ジェリー。2002年にリリースしたファースト・アルバム『Lost Horizons』が全英チャートTOP10入りの大ヒットを果たし、日本でもリリース前にもかかわらずフジロックで10,000人を集め、外資系CDショップのトップ10にも入るなど、大きな話題となった彼らが待望の新作をドロップ。『'64〜'95』と題された今作は、彼らがインスパイアされたさまざまな楽曲・映像作品(1964年〜1995年にリリースされたもの)を、彼らなりにモチーフにして作られた10曲が収録されている。また全曲にクリップを製作し、それらを全編通すとひとつの映画になる仕掛け。色々詰まったオモチャ箱のような楽しい一枚になっている。

> Release : 2005年1月13日(木) Format : CD(ビデオクリップDVD付) Serial : SRCP-381(初回限定盤) SRCP-383(通常盤) Price : ¥3,500(with Tax、初回限定盤) ¥2,520(with Tax、通常盤) Label : XL Recordings URL : http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Arch/SR/LemonJelly/Δ

/EXIT

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